兵庫ジュニアグランプリは中央馬のワンツーフィニッシュ
本日11月25日、園田競馬場にて兵庫ジュニアグランプリ(G2・賞金3000万円)が行なわれました。実況を聞いて初めて知りましたが、昨年よりも賞金が500万円アップされているとか。これはいいことですね。
さて、我がYGG軍のドライスタウトが暮れの全日本2歳優駿(GI)に出走できるかどうかは本レースがカギを握っているといっても過言ではないので、私も注目していたのですが、中央馬のワンツーという結果に終わりました。
勝利したセキフウの父はヘニーヒューズ、母はシヤボナ。兄に高松宮記念を制したビッグアーサーがいます。直線では少し前が詰まりましたが、そこを割って伸び、最後はコンバスチョンの追い込みを寄せつけませんでした。
サクラバクシンオー産駒の兄よりも距離には融通がききそうですし、マイルも問題ないでしょう。このあとは無事なら全日本2歳優駿へと駒を進めるのではないでしょうか。これで収得賞金は2400万円。アイスジャイアントを抜き、2歳ダート路線トップとなりました。
2着のコンバスチョンも収得賞金は1500万円となり、2歳ダート路線ではアイスジャイアントに次ぐ第3位に飛び込んできました。
これに加えて週末に行なわれるカトレアステークスの勝者は1勝馬であれ、2勝馬であれ収得賞金が1000万円を超えることになりますから、ドライスタウトの全日本2歳優駿出走の芽はほとんどなくなってしまったかなと思います。
ただまだわかりませんからね。これらすべての馬が全日本2歳優駿に駒を進めるとは限りませんし。全日本2歳優駿の出走予定馬は11月29日月曜日に発表されます。そのときを坐して待ちたいと思います。
2歳ダート重賞を暮れにつくりましょうよ、JRAさん
これまで全5世代の馬に出資してきた私ですが、完全なダート馬に出資したのはドライスタウトが初めてです。そして出資して初めて、2歳ダート路線のしょぼさに目が向きました(笑)。下記のように、JRAの2歳重賞が計14あるのに対して、ダート重賞はゼロ。地方交流重賞がわずかに4つあるのみです。
【中央2歳・芝・重賞】
函館2歳S(GⅢ)
新潟2歳S(GⅢ)
札幌2歳S(GⅢ)
小倉2歳S(GⅢ)
サウジアラビアロイヤルC(GⅢ)
アルテミスS(GⅢ)
ファンタジーS(GⅢ)
京王杯2歳S(GⅡ)
デイリー杯2歳S(GⅡ)
東スポ杯2歳S(GⅡ)
京都2歳S(GⅢ)
阪神ジュベナイルF(GⅠ)
朝日杯フューチュリティS(GⅠ)
ホープフルS(GⅠ)
【地方2歳・ダート・交流重賞】
エーデルワイス賞(GⅢ)
JBC2歳優駿(GⅢ)
兵庫ジュニアグランプリ(GⅡ)
全日本2歳優駿(GⅠ)
ヒストリックノヴァはエーデルワイス賞移籍後に大井に移籍していますが、そりゃみんな地方に移籍しますよ(笑)。2歳オープン競走はマイルのカトレアステークスしかないですし。中央でダートグレードレースを整備しないのであれば、せめて全日本2歳優駿のステップレースとなっている鎌倉記念(川崎)、平和賞(船橋)、ハイセイコー記念(大井)、ゴールドウィング賞(名古屋)に中央馬の枠を設けるよう働きかけるとかはどうでしょうか。
それか、全日本2歳優駿に除外された馬の受け皿として、12月の暮れ、たとえば朝日杯かホープフルステークスと同日に2歳ダートの重賞を設定するとかでもいいですが。全日本2歳優駿を除外された馬が次に向かうところって来年2月のヒヤシンスステークスしかないですしね。
でこれが3歳になったところで、またまた使うところがないんですよね。とくにドライスタウトのようなマイラー以下の馬だと余計にです。ヒヤシンスステークスを勝ったら、次は6月のユニコーンステークス。オープンに出ると余分な斤量を背負わされるだけですし、ここも悩ましいところです。
2月 東京1600m ヒヤシンスS(OP)
3月 中京1400m 昇竜S(OP)
4月 中山1800m 伏竜S(OP)
5月 京都1400m 端午S(OP)
5月 東京1600m 青竜S(OP)
5月 京都1800m 鳳雛S(OP)
5月 園田1870m 兵庫チャンピオンシップ(GⅡ)
6月 東京1600m ユニコーンステークス(GⅢ)
6月 川崎2100m 関東オークス(GⅡ)
7月 大井2000m ジャパンダートダービー(GI)
もしかしたら、ドライスタウトはいっそのこと地方に移籍してしまったほうがいいのではないか。そんなこともちょっと思い始めてきました。
どの路線でいくのがドライスタウトにとってベストですかね。悩ましいところです……。