牝馬は走る?American Pharoah産駒の実績を調べてみた!|一口馬主のお勉強・種牡馬考察編part.4

スポンサーリンク
競馬

2023年6月28日、ユニオンオーナーズクラブの2023年度募集馬の全容が発表されました。その中でもミスホロスコープの22(牝・矢野牧場生産)がものすごく気になっているので、今回はAmerican Pharoahの日本における産駒実績、とくに牝馬は走っているのかについて調べてみました。

スポンサーリンク

ファラオは英語では「Pharaoh」なの

American Pharoahといえば、いわずと知れたスーパーホースです。現役時代には米三冠を含むGI8勝をマーク。2016年にスタッドインした際には、種付け料として20万ドルが設定されました。関係者の期待の大きさがうかがえます。

アメリカでは産駒実績振るわず

ところが本国アメリカでの産駒実績は芳しくなく、GI馬はビホルダーマイルステークス(ダ8ハロン)を制したAs Time Goes By、ビングクロスビーステークス(ダ6ハロン)を制したAmerican Theorem、クイーンエリザベス2世チャレンジカップステークス(芝9ハロン)を制したHarvey’s Lil Goil、ニューヨークステークス(芝10ハロン)を制したMarketsegmentationの4頭。海外に目を向けると、Van Gogh(2022年よりイーストスタッドで併用)が仏2歳GIクリテリウムアンテルナシオナル(芝1,600m)を勝利。Above The Curveも仏3歳GIサンタラリ賞(芝2,000m)を制しています。

ダートが主戦場であるアメリカ競馬において、高額な種付け料の割には物足りない成績といわざるを得ません。そのため、2023年度には種付け料が6万ドルにまで下がってしまいました

日本競馬との相性は比較的良好

ただし日本ではカフェファラオがフェブラリーS(ダ1,600m)と南部杯(ダ1,600m)、ダノンファラオがジャパンダートダービー(ダ2,000m)を制するなど成績は良好で、関係者からの評判も悪くありません。Four Wheel Driveがブリーダーズ・スタリオン・ステーションで、Van Goghがイーストスタッドで併用と相次いでAmerican Pharoah産駒が導入されていることからも、期待のほどがうかがえます。

なお、ファラオの英語のつづりは「Pharaoh」ですが、馬名を申請する際に「Pharoah」と誤って申請してしまったのだとか。なので「アメリカンファラオ」と呼ばれることがあれば、「アメリカンフェイロー」「アメリカンファロアー」と呼ばれることもあるなど、呼び名についてはいまだ統一されていません。日本では「アメリカンファラオ」と呼ばれることが多いですね。面倒なのでアメリカンファラオでいいと思います(笑)。

American Pharoah産駒の牝馬は走るのか

さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題です。日本ではカフェファラオやダノンファラオが活躍しているものの、はたして出資するに値する実績を本当に残しているのでしょうか。日本における産駒実績を見ていきましょう。

日本における産駒実績

まずは、全体の数字です。これまでにAmerican Pharoah産駒は中央競馬で44頭出走しました。そのうち、勝ち星を挙げているのは24頭勝利回数は計74回にのぼります。そのうち、重賞を勝っているのは3頭。重賞勝ち数(交流重賞含む)の合計は9です。

出走延べ頭数勝ち馬頭数出走回数勝利回数重賞勝ち馬頭数重賞勝利数
44242794639
地方での勝ち鞍は除く。ただし重賞勝利数には交流重賞を含む
勝ち上がり率勝率重賞勝ち馬輩出率重賞勝率
約54.5%約16.4%約0.068%約0.032%

勝ち上がり率は比較的優秀といえるのではないでしょうか。重賞勝ち馬はまだカフェファラオ、ダノンファラオ、ペルアアの3頭しかいませんが、今後増えてきてもおかしくはないと思います。また重賞勝利数9の内訳を見ると、中央の重賞は4(すべてカフェファラオ)、交流重賞が5。比較的地方の砂にも対応ができているのはプラスポイントといえます。

なお、地方競馬ではこれまでに19頭が出走し(交流重賞出走馬を含む)、10頭が勝利、勝利回数は計28です。

牡牝別産駒実績

次に、性別における産駒実績の違いについて見ていきましょう。過去3年間の成績を見ると、興味深いことに牝馬のほうが活躍していることが分かります。

【芝】

性別1着回数2着回数3着回数掲示板外
牡馬00111
牝馬62225

【ダート】

性別1着回数2着回数3着回数掲示板外
牡馬84159
牝馬2291184

芝に関してはリフレイムが計5勝を挙げているので、データとしてはあまり有効に利用できるものではありません。基本的にAmerican Pharoah産駒は芝よりもダート適性が高いといえるでしょう。

どうして牡馬よりも牝馬のほうが勝利数が多いのかはよくわかりません。誰か教えてください(笑)。ただ、ミスホロスコープの22に出資するうえで良い強調材料になったのかなとは思います。

零細雑魚一口馬主の勉強は続く。

【PR】競馬関連おすすめ書籍

競馬四季報 2023年07月号』(サラブレッド血統センター)

特集は2歳新種牡馬レイデオロ、ブリックスアンドモルタルなど。POGに役立つ全2歳生産馬リスト付き。

Amazonで見る >

楽天市場で見る >

生物学・遺伝学に基づくサラブレッドの血統入門』堀田茂(星海社)

生物学・遺伝学的観点から説明する競走馬の血統入門書。

Amazonで見る >

楽天市場で見る >

パーフェクト種牡馬辞典2023ー2024』栗山求、望田潤監修(自由国民社)

種牡馬血統データ分析書の最新版。各種牡馬の豊富な解説に競馬道OnLineデータによるデータ分析をプラス、詳細な種牡馬総合分析を可能にする1冊。

Amazonで見る >

楽天市場で見る >

タイトルとURLをコピーしました