2022年度1歳馬募集|押さえておきたい新種牡馬データ

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一口馬主全般
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いよいよ2022年度募集がはじまる・・・!

サンデー・社台・GIサラブレッドクラブといった40口クラブをはじめ、シルクホースクラブ、東京サラブレッドクラブ、広尾サラブレッド倶楽部など、徐々に2022年度募集馬のリストを発表するところが増えてきました。

一口馬主にとっての毎年の楽しみ。いったい今年はどの仔と巡り会えるのか、いまからワクワクします。もちろん、申し込んだ末に出資できなかったパターンも十分に考えられるところではありますが笑。

募集馬を選ぶ基準は人それぞれだと思いますが、なかでも新種牡馬に着目している方は多いのではないでしょうか。

種牡馬戦国時代を勝ち抜くにあたり1年目と2年目の産駒の活躍は非常に重要ですから、必然と繁殖牝馬のレベルも上がる傾向にあります。

実際、今年の3歳世代が初産駒となるドレフォン(社台スタリオンステーション)は初年度から皐月賞馬ジオグリフ(ノーザンファーム生産)を輩出。同じく社台スタリオンステーションに繋養されているキタサンブラックは初年度から皐月賞・ダービー2着馬のイクイノックス(ノーザンファーム生産)を送り出しました。どちらもクラブの所属馬というところがにくいですね。

また、6月4日の2歳新馬戦ではサトノダイヤモンドが、6月5日の2歳新馬戦ではサトノクラウンが新種牡馬として早くも勝ち星を挙げました。サトノダイヤモンドはともかくとして、サトノクラウンがこんなに早く勝利を挙げるなんて思ってもいなかっただけに驚きです。さすがノーザンクオリティー!

2022年度に募集される1歳馬もやはり新種牡馬に注目すべきでしょう!

さて、2022年度に募集される1歳馬が日本初産駒となる主な種牡馬は以下のとおりです。

ニューイヤーズデイ
レイデオロ
ブリックスアンドモルタル
スワーヴリチャード
カリフォルニアクローム
アルアイン
シュヴァルグラン

それぞれの特徴や産駒数、種付け料などについて見ていきましょう。

ニューイヤーズデイ

今年のノーザン系クラブの募集馬リストのなかで、やたらと目についたのがニューイヤーズデイです。

父:Street Cry
母:Justwhistledixie
母父:Dixie Union
繋養先:社台スタリオンステーション
種付料:250万円(2022年度)
血統登録頭数:102頭

BCジュヴェナイル(GI・ダ1700)など3戦2勝の成績を残して2014年に種牡馬入り。アメリカではすでにMaximum SecurityがフロリダダービーをはじめGI4勝を挙げる活躍を見せています。2019年、社台スタリオンステーションが購入しました。

すでにアメリカで実績を残している点が、ほかの新種牡馬にはない強みといえるでしょう。おそらくダート短距離~中距離が主戦場となるのではないでしょうか。

ニューイヤーズデイの弟であるMohaymen(父Tapit)もアメリカで種牡馬入りを果たしており、日本で走っている産駒としてはケルンコンサートがいます。

芝適性に関しては未知数なところがありますが、父Street Cryはオーストラリアで多数のGI馬を輩出していますし、父父のMachiavellianも2歳時にフランスでGIを2勝していますから、繁殖牝馬によっては十分芝でも走れる馬を輩出しそうな気配があります。

レイデオロ

私が今年の募集馬のなかでもっとも注目しているのがレイデオロです。できればレイデオロ産駒に出資したいと考えているのですが、はたしてどうなるでしょうか。

父:キングカメハメハ
母:ラドラーダ
母父:シンボリクリスエス
繋養先:社台スタリオンステーション
種付け料:700万円(2022年度)
血統登録頭数:128頭

現役時代は日本ダービーと秋の天皇賞を制覇。スタミナだけではなくスピードも兼ね備えている点が魅力ですね。やはりダービー馬はダービー馬からという格言通り、クラシック戦線を賑わせてくれるような馬を輩出してくれそうな気がします。サンデーサイレンスの血が入っていないので、サンデー系の繁殖牝馬が溢れる昨今にあって、配合の幅を広げられる点はメリットでしょう。

父キングカメハメハはすでにロードカナロアやドゥラメンテ、ルーラーシップなどを輩出していますし、言わずもがなです。問題は母父シンボリクリスエスがどう影響するかでしょうか。

シンボリクリスエスといえばエピファネイアが頭に浮かびますが、こちらは母系に入っているサンデーサイレンスの血によってスピード能力が補足されているような気がします。

昨年のセレクトセールにて、吉田勝己氏はレイデオロ産駒について「馬体があるのにバランスがしっかりしている。本当にいい馬が多い」と語っていましたが、はたしてどれだけ素軽く動けるでしょうか。もしかしたら芝よりもダートの大物を出すかもしれませんね。

ブリックスアンドモルタル

ブリックスアンドモルタルはブリーダーズカップターフをはじめ、アメリカの芝GIを5勝した名馬です。2019年に社台代表の吉田照哉氏が現役中に引退後の権利を購入し、社台スタリオンステーションに繋養されました。

父:Giant’s Causeway
母:Beyond the Waves
母父:Ocean Crest
繋養先:社台スタリオンステーション
種付け料:600万円
血統登録頭数:107頭

すでにアメリカで実績を残しているニューイヤーズデイとは異なり、ブリックスアンドモルタルは未知数と言わざるを得ません。もちろん種付け料を見る限り、社台も相当期待している様子がうかがえますが、はたしてどうでしょうか。ちなみに初年度産駒のなかには、ソウルスターリングの初仔もいます。

父Giant’s Causeway産駒で日本にゆかりのある血統としては、2011年のマイルチャンピオンシップを制したエイシンアポロンや2009年に京王杯スプリングステークスを制したスズカコーズウェイなどがいます。

ブリックスアンドモルタル自身は芝のマイル~2400mまで幅広い距離で活躍していますが、産駒としてはマイル~中距離で活躍する馬が多そうな気がしています。

「骨格のつくりが軽い割には力強さを感じさせる馬体で、ディープインパクト系と掛け合わせることで瞬発力を持った馬が生まれそう」(https://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=202102260000844&year=2021&month=03&day=01)とのことですが、はたしてどうなるでしょうか。

スワーヴリチャード

現役時代にジャパンカップや大阪杯を制するなど中・長距離路線で活躍したスワーヴリチャードはハーツクライの後継としての活躍が期待されている種牡馬の1頭です。

父:ハーツクライ
母:ピラミマ
母父:Unbridled’s Song
繋養先:社台スタリオンステーション
種付け料:200万円
血統登録頭数:82頭

晩年の産駒から日本ダービー馬ドウデュースを輩出したハーツクライですが、確固たる後継種牡馬はまだいないというのが現状です。ジャスタウェイにしてもダノンザキッドが2歳GIを制しているくらいですからね。先日の安田記念でも負けてしまいましたし。ディープインパクトと比較すると、やや物足りない種牡馬成績かなと思います。

ただハーツクライ自身はすでに種牡馬を引退してしまいましたから、ジャスタウェイをはじめ、スワーヴリチャードにもなんとか活躍馬の輩出を期待したいところです。

産駒は父を彷彿とさせる好馬体の持ち主が多いとの評判です。父がサンデー系で、母父がUnbridled’s Songというのはコントレイルと似た血統構成ですし、やはり父同様、クラシック戦線での活躍が期待できそうです。

カリフォルニアクローム

カリフォルニアクロームはドバイワールドCやケンタッキーダービーなど16勝を挙げて種牡馬入り。アメリカで2世代産駒を残したのち、2020年、アロースタッドに導入されました。

父:Lucky Pulpit
母:Love the Chase
母父:Not For Love
繋養先:アロースタッド
種付け料:400万円
血統登録頭数:102頭

日高の活性化をはかるため、アロースタッドが満を持して導入を決めたのがこのカリフォルニアクローム。シンジケートは即日満口になるなど、期待の高さがうかがえます。

ただし、アメリカに残された産駒は現状成功を収めているとはいえません。また、日本でもすでに何頭かデビューを果たしていますが、中央で勝利を挙げているのはネフィリム1頭のみです。

カリフォルニアクローム自身が結構きついクロス持ちなので、繁殖を選んでしまう点はデメリットかもしれませんね。

もちろんまだ数世代が走っているのみなので、これだけで種牡馬としての価値が決められてしまうわけではありません。日高産馬を勢いづけるためにも、カリフォルニアクロームにはぜひ頑張っていただきたいですね。

ノーザン系では、サンデーサラブレッドクラブでスペルオンミーの21が募集されています。注目の1頭です。

アルアイン

現役時代に皐月賞と宝塚記念を制したアルアインは、ブリーダーズ・スタリオン・ステーションにて種牡馬入りを果たしました。

父:ディープインパクト
母:ドバイマジェスティ
母父:Essence of Dubai
繋養先:ブリーダーズ・スタリオン・ステーション
種付け料:120万円(2022年度)
血統登録頭数:65頭

ディープインパクトの後継種牡馬が数多くいる中、やはり社台スタリオンステーションにスタッドインするのは至難の業なのでしょう。GIを2勝したアルアインですら社台には残れないのですから、厳しいものです。

ただそれでも初年度は105頭、2年目も108頭の牝馬を集めましたから、期待値は結構高いといえるでしょう。皐月賞を制すほどのスピード、そしてその2年後に再びGIを制する成長力。それが産駒にも受け継がれば面白そうな気がします。

あとクロスを持っていない分、繁殖を選ばない点も魅力です。また、母系はダート血統なので、意外とダートの大物を輩出しそうな気配もあります。種付け料も安いですし、ぜひYGGさんには産駒の導入を検討していただきたいですね。

シュヴァルグラン

大魔神こと佐々木オーナーの所有馬でおなじみシュヴァルグランはスワーヴリチャードと同じくハーツクライ産駒。GI勝ちはジャパンカップのみですが、2歳から7歳まで走り続けて総獲得賞金は10億円を突破。なんとも馬主孝行なお馬さんでした。

父:ハーツクライ
母:ハルーワスウィート
母父:Machiavellian
繋養先:ブリーダーズ・スタリオン・ステーション
種付け料:80万円
血統登録頭数:89頭

シュヴァルグランは古馬になってから本格化したとはいえ、2歳時に京都2歳ステークスで3着に入っています。また、注射1本も打ったことがないといわれるほどの丈夫さが取り柄でもあります。父同様、産駒にも息の長い活躍が期待できそうですね。

種付け料が安い点も魅力です。馬代金が安く、かつ長く活躍してくれる馬なんて最高じゃないですか。丈夫な馬がほしいと思ったら、シュヴァルグラン産駒を検討してもよいかもしれません。

なお、母ハルーワスウィートの2021年産駒の父はスワーヴリチャードです。

まとめ

今回は現在の1歳馬が初年度産駒となる主な種牡馬7頭を取り上げましたが、はたしてドレフォンやキタサンブラックのように初年度からクラシック路線で活躍するような馬は現れるでしょうか。

なお、個人的所感としては、今年の1歳馬はロードカナロアやキズナ、エピファネイアなどすでに実績を残している馬に良血牝馬が集中しているような気がするので、無難にそちらから選んだほうが確実かなと思ったり、思わなかったり、ラジバンダリ。

ともあれ馬体や歩様を見ないことには何もはじまりません。キャロットやシルクの募集開始のときをいまから楽しみに待ちたいと思います。

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