【バヌーシー2021年度募集馬検討編②】繁殖牝馬の産駒実績をクラス別にまとめてみた!【産駒成績がいいのはどの繁殖牝馬?】

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バヌーシー
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ラヴズオンリーユーの波に乗っかれ!!

 2021年7月29日の本日、バヌーシー2021年度募集馬の価格が発表されました。募集開始は8月10日から。どうせ申し込むなら最大45%キャッシュバックキャンペーンが適用されるうちに申し込みたいものです。

 この最大45%キャッシュバックキャンペーンは、「ラヴズオンリーユー香港QE2世C(GI)優勝記念」と銘打たれています。ちなみに去年は「3歳世代の勝ち上がり率第1位記念」でした。まぁ正直なところ名目なんてどうでもいいのです。まだバヌーシーに加入していない新規を釣れるのであれば、名目なんて関係ないのです。なんだったら「バヌーシー創設4周年記念」でもいいわけです。

 そのラヴズオンリーユー、これまでに5億6630万円もの賞金を稼ぎ出しています。セレクトセールでの落札価格は1億7280万円。募集価格は3億1766万円。当時はこう思ったものです。

マイケル氏
マイケル氏

おいおい、乗せすぎやろ……こんなん絶対回収できひんわ……!

 ところがこれまでにオークス(GI)をはじめ府中牝馬ステークス(GⅡ)、京都記念(GⅡ)、鳴尾記念(GⅢ)を制覇。今年はなんと香港でGIまで勝ってしまいました。

たろうくん
たろうくん

むむむ、バヌーシー恐るべし……

 今年の募集前にラヴズオンリーユーが海外GIを制覇、そして日本ダービーに2頭も送り込んだのはものすごい宣伝効果となりましたね。まったく興味のなかった私ですら、こうして検討するようになっているのですから、バヌーシーの戦略、恐るべしです。

 今年は例年以上に一口馬主クラブで出資するのが難しくなっている印象を受けますから、バヌーシーに流れてくる新規の数も多いのではないかと思います。

 ラヴズオンリーユーの勢いに乗っかれ!バヌーシーの波に乗り遅れるな!!

じろうくん
じろうくん

まぁぶっちゃけこの世代で回収率100%を超えているのはラヴズオンリーユーだけですけどね……他の世代も1頭か2頭いるだけですけどね……

今年の繁殖牝馬の実績はどんな感じ?

 いやぁ、じろうくんはなかなか嫌なやつですね。ですがじろうくんがぼそっとつぶやいたように、募集価格が全体的に高いだけに、回収率100%超えるのはなかなか至難の業です。だからこそ、詳細に検討をする必要があります。

 今回は、今年募集される繁殖牝馬の実績を産駒クラス別に分けてみました。頭数も少ないので、一気にどうぞ!

オープンクラスを輩出

繁殖牝馬名(現在の年齢)出生時年齢産駒名(生年)性別種牡馬主な競走成績(年)
クルソラ(19歳)9歳ピオネロ(2011)ネオユニヴァースL・BSN賞(2016)
同上10歳クルミナル(2012)ディープインパクトGI桜花賞2着・オークス3着(2015)
シスタリーラヴ(13歳)10歳ディープモンスター(2018)ディープインパクトLすみれS(2021)
モルトフェリーチェ(12歳)6歳ケイティクレバー(2015)ハービンジャーL若駒S(2018)
ロベルタ(13歳)7歳フランツ(2015)ディープインパクトOPメイS2着(2021)
タニノハイクレア(17歳)10歳ウインシャトレーヌ(2014)ダイワメジャー3勝クラスTVh賞(2019)
募集されるであろうモルトフェリーチェを入れ込みました。

3勝クラスを輩出

繁殖牝馬名(現在の年齢)出生時年齢産駒名(生年)性別種牡馬主な競走成績(年)
ゴールウェイ(12歳)7歳シホノフォルテ(2016)ヘニーヒューズサラ系4歳上2勝クラス(2020)

2勝クラスを輩出

繁殖牝馬名 (現在の年齢) 出生時年齢産駒名(生年)性別種牡馬主な競走成績(年)
パーフェクトマッチ(19歳)12歳ビートマッチ(2014)ルーラーシップ種市特別500万下(2017)
同上15歳マッチレスノヴェル(2017)ノヴェリストサラ系3歳上1勝クラス(2020)
ストラスペイ(12歳)7歳スコッチリール(2016)ジャスタウェイサラ系3歳上1勝クラス(2019)

1勝クラスを輩出

繁殖牝馬名 (現在の年齢) 出生時年齢産駒名(生年)性別種牡馬主な競走成績(年)
エラクレーア(8歳)6歳フミバレンタイン(2019)カレンブラックヒルサラ系2歳新馬(2021)

未勝利

繁殖牝馬名 (現在の年齢) 出生時年齢産駒名(生年)性別種牡馬主な競走成績(年)
レッドオーヴァル(11歳)7歳ミニマリズム(2018)モーリスサラ系3歳未勝利2着(2021)
マジェスティッククオリティ(7歳) 5歳 メジャークオリティ(2019) ダイワメジャー サラ系2歳新馬3着

本年の募集馬が初仔

繁殖牝馬名 (現在の年齢) 出生時年齢種牡馬
ラブリーベルナデット(7歳)6歳キズナ

まとめ

 全体的に見ると、今年の募集馬の繁殖牝馬の実績は少しパンチに欠けますね。しかしそれもやむを得ないところです。

 創立当初は話題を集めるためにも、バヌーシーはGI馬の兄・姉を持つ超良血馬を落札していました。リアルスティールの妹にあたるラヴズオンリーユー、キタサンブラックの弟にあたるダブルアンコールなどです。しかし落札価格が高額になると、当然その金額を回収するのはかなり難しいのは自明の理。そこで近年は、堅実に走りそうな馬を低価格帯で落札するという方針へと変更したのでしょう。

 実際、今年の募集馬の落札価格のほとんどが、2000万から3000万円台に収まっています。しかし、それだと出資するにあたりやや魅力に欠けます。繁殖実績を見ても、ワクワク感はあまりないですよね。そこでマジェスティッククオリティなどの馬が導入されるわけです。半兄(父ダイワメジャー)は社台オーナーズクラブで3600万円で募集されているのと比較すると、9300万円という募集価格が適正かどうかはわかりませんが(笑)。ただ本日31日の新馬戦に出走して8番人気3着と好走。走りっぷりもよかったですし、近いうちに初勝利を挙げることはできそうです。弟にも期待できますね。

 あとはラブリーベルナデット。この馬は庭先でしょうか。社台からおすすめされて購入した可能性はあります。キーファーズがマイラプソディを購入したような感じでしょうか。いまをときめくキズナ産駒で、ストームキャットの3×4というインブリード。しかも半弟のハーツクライ産駒は先日のセレクトセールで2億円で落札されました。この仔もセリに出されていたらおそらくは4500万円以上の値段はついたことでしょう。気になる一頭です。

 

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