【シルクホースクラブ2021年度第一次募集検討編⑦】ジェットセッテイング20のムチムチボディが私を魅了……そういえばシルクの外国産馬の実績ってどんな感じ?【外国産馬は走る?】

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シルクホースクラブ
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おうちツアーの動画公開!!

 7月29日、ついにシルク様のYouTubeチャンネルでおうちツアーの動画が公開されました!!今年は牡馬編と牝馬編に分けてくれているところ、また募集番号ではなく、種牡馬別に分けてくれているところがポイントですね。各馬にもすぐに飛べるようになっていますし、とても見やすいです。

痛みに耐えてよく頑張った!感動した!!

 と古い小ネタを挟みつつ今日もブログを書き綴っていこうと思います。

 さて、動画を見れば見るほどよくわからなくなってきた私ですが、当初からいい馬だと思った2頭は変わりませんでした。

・ツルマルワンピースの20
・ジェットセッテイングの20

です。

 ひとつ気になるのは、ジェットセッティングがイギリス生まれのジェントルマンということ。はたして日本の馬場に対する適正はあるのかどうか。日本のスピード馬場には欧州血統よりも米国血統の馬のほうが向いていると思うんですよね……。とまぁその辺りは以下でも検討しました。

 いやぁ、本当に悩みます。といろいろと考えている中で、ふと思いました。そういえば、シルクで募集された外国産馬の実績ってどうなんだろう、と。ぶっちゃけ印象に残っているのってストロングタイタンくらいです。そこで、ストロングタイタンの世代から現3歳世代までのシルク外国産馬の実績を調べてみました。

外国産馬のデメリット

 とその前に、外国産馬に出資する上でのデメリットを考えてみましょう。もっとも大きなデメリットは、

内国産馬奨励賞がもらえない

ことです。これって地味に痛いですよね。たとえば、新馬戦を勝利したときにJRAから支給される内国産馬奨励賞の金額は以下の通りです。

1着馬2着馬3着馬4着馬5着馬
170万円68万円42万5000円25万5000円17万円

 内国産馬だと、見事デビュー勝ちを収めたときには本賞金に170万円が上乗せされます。1勝クラス、2勝クラス、3勝クラスと徐々にクラスが上がっていくにつれて競走成績が尻つぼみになったとしても、なんとか掲示板に入ればわずかではありますが、奨励金をくわえて帰ってくれることになります。私のような回収率重視の一口馬主にとっては、なんともありがたいシステムです。しかし外国産馬にはこれがありません。

 もちろん、ジェットセッティングの20がGI・重賞をばんばん勝ってくれるような馬なら何ら問題はありません。しかし馬はデビューするまで未知数です。デビュー前に評判がよくても走らない馬はたくさんいますし、それはプロでも予測がつきません。また、日本のスピード競馬には欧州血統よりも米国血統のほうが合っていそうな気がするのも懸念点でしょうか。

 ジェットセッティングの20の募集価格は5000万円。これを回収しようと思うと、少なくとも3勝クラス、できればオープンクラスにまで行ってもらう必要があります。夢とかロマンを追いかけたい気持ちもあるのですが、心配性の私はまずそこを考えてしまうのです。つくづくシルクのような金満クラブには向かない性格だなと思います(笑)。

 なお、牝馬の場合は上記の内国産馬奨励賞に加えて内国産牝馬奨励賞が加算されるのですが、今回の話には該当しませんので、割愛いたします。

シルク外国産馬の競走実績

 ここからは、シルクで募集された外国産馬、現8歳世代から現3歳世代までの実績を確認していきましょう。なお、持込馬は以前は外国産馬として扱われていましたが、現在は内国産馬として扱われるようになりました。「外国産馬の競走実績」というカテゴライズからは外れるのですが、走るかどうかが未知数ということで、参考までに表中に加えました。なお、持込馬の産地欄には母の産地を記しています。

2014年度募集(現8歳世代)

 この年は全部で6頭の外国産馬が、2頭の持込馬が募集されました。そのうち、ストロングタイタンは重賞を制しています。回収率100%を超えたのは3頭ですが、いずれも米国産。愛国産の2頭、独国からの持込馬2頭の結果は振るいませんでした。

競走馬名性別産地 種牡馬名繁殖牝馬名厩舎募集価格
(万円) 
競走実績(主な勝ち鞍)獲得賞金
(万円)
ストロングタイタン 米国Regal Ransomタイタンクイーン池江(栗東)400027戦7勝(GⅢ鳴尾記念2018)1億7328 
アーチキング  牡(セ) 米国ArcharcharchProfitability木村(美浦) 280029戦3勝(4歳以上500万下2018)5653 
ウォリアーズクロス米国Warrior’s RewardDattts Cool国枝(美浦)400015戦4勝(3歳以上1000万下2018)4040
クワッドアーチ    米国ArcharcharchElizabits池上(美浦)250019戦1勝(中央未勝利)922
ピュアウィッシーズ       ※持込(独国)Manduroミリオンウィッシーズ松永(栗東)18007戦0勝350
ストーミーストーム愛国ThewayyouareStormy Larissa平田(栗東)26006戦0勝184
ウィザリトルラック愛国MakfiWhisp田中(美浦)2000未出走0
ラッシュドリーマー※持込(独国)Oasis Dreamラッシュラッシーズ角居(栗東)5000未出走0

2015年度募集(現7歳世代)

 この年は外国産馬2頭、持込馬2頭の募集。そのうち、リゾネーターがオープン戦を勝利しています。

競走馬名性別産地種牡馬名繁殖牝馬名厩舎募集価格(万円)競走成績(主な勝ち鞍)獲得賞金(万円)
リゾネーター   牡(セ)米国BlameBluegrass Sara牧(美浦)280011戦3勝(OP伏龍S2017)4656
アズールムーン    ※持込(米国)Malibu Moonターシャズスター齋藤(美浦)300012戦2勝(りんどう賞2016)1834
イルーシヴハピネス     ※持込(愛国)Frankelイルーシヴウェーヴ角居(栗東)30004戦0勝50
ベルフィールド愛国Fastnet RockAbsolute Music石坂正(栗東)3500未出走0

2016年度募集(現6歳世代)

 この年は持込馬1頭だけでした。残念ながら勝ち星を挙げることはできなかったものの、掲示板に5回乗っていますので、奨励金だけで100万円を稼ぎ出しています(獲得賞金には含んでいません)。

競走馬名性別産地種牡馬名繁殖牝馬名厩舎募集価格(万円)競走成績(主な勝ち鞍)獲得賞金(万円)
フィナリザール   ※持込(米国)Congratsセットプレイ佐々木(栗東)20008戦0勝560

2017年度募集(現5歳世代)

 この年は外国産馬1頭、持込馬2頭の募集で、うち2頭が勝ち上がっています。しかし募集価格からすると少々物足りない結果となりました。

競走馬名性別産地種牡馬名繁殖牝馬名厩舎募集価格(万円)競走成績(主な勝ち鞍)獲得賞金(万円)
マイタイムオブデイ    ※持込(愛国)Australiaラックビーアレディトゥナイト松永(栗東)180014戦1勝815
フォートワズワース米国VerrazanoOpulence西村(栗東)25008戦1勝610
ハリスホーク※持込(愛国)Rio de La Plataウイングステルス中川(美浦)28004戦0勝510

2018年度募集(現4歳世代)

 この年は外国産馬2頭、持込馬3頭の募集です。勝ち星を挙げたのはディランズソングの1頭のみ。厳しい結果に終わりました。

競走馬名性別産地種牡馬名繁殖牝馬名厩舎募集価格(万円)競走成績(主な勝ち鞍)獲得賞金(万円)
ディランズソング    米国Summer FrontPoetic Riches萩原(美浦)28004戦1勝750
シャリーアルマリカ※持込(米国)Street Bossシーヴ国枝(美浦)40001戦0勝200
スエーニョルシード※持込(米国)Street Senseポルケテスエーニョ武井(美浦)30005戦0勝100
ピラミッドムーン米国Cairo PrinceShe Hung the Moon松永(栗東)32006戦0勝0
プランドルアンテ※持込(愛国)Siyouniテーブルロンド友道(栗東)24002戦0勝0

2019年度募集(現3歳世代)

 この年は外国産馬3頭、持込馬4頭の募集。アナンシエーション、ノックオンウッドは1勝クラスでも勝ち負けできていますし、まだまだ稼いでくれそうです。

競走馬名性別産地種牡馬名繁殖牝馬名厩舎募集価格(万円)競走成績(主な勝ち鞍)獲得賞金(万円)
アナンシエーション     米国Union RagsAcquant手塚(美浦)45005戦1勝1760
ノックオンウッド※持込(仏国)Frankelトゥアーニー堀(美浦)70004戦1勝1215
クインズムーン愛国GutaifanWoodcock Moon中川(美浦)16004戦1勝867
ラッキーモー※持込(米国)Uncle Moラッキートゥビーミー松永(栗東)40003戦1勝700
グレイシャーパーク※持込(愛国)Dawn Approachカリスペル高橋義(栗東)18006戦0勝311
イシュタル※持込(愛国)American Pharoahモヒニ萩原(美浦)2500未出走0
カナディアンマン加国Maclean’s MusicLove in Tokyo宮田(美浦)2400未出走0

まとめ:あれ、シルク会員試されている?

 ここまで6世代にわたって、シルクで募集された外国産馬、および持込馬の競走成績を見てきました。ストロングタイタン以降、とくに目立った活躍馬はいない印象です。また、欧州血統の馬はやはり苦戦傾向にあるのかなと思いました。

 とくに持込馬がひどいですね。もっとも、日本で繁殖とするために連れてきた馬なだけに、そのときの仔が走るかどうかはおまけみたいなものです。走ればラッキー、走らなくても仕方ないかと。

 そんな馬をシルクにぶち込んでくるわけですから、ノーザンファームもなかなか悪どいことをしやがります。

なんでシュネルマイスターやグレナディアガーズのような馬がシルクに来ないんや……!!

 ちなみにシュネルマイスターはドイツのノーザンファーム産、グレナディアガーズは母の産地がカナダです。

ん?海外のノーザンファーム産?

 そうです。シュネルマイスターはドイツのノーザンファームで産まれた仔です。それをわざわざ日本まで運んできてデビューさせたわけです。

 今年のシルク募集馬の中に似たような経歴の持ち主がいますね。ジェットセッティングの20です。彼はイギリスのノーザンファームで生産されて、わざわざ日本へと運ばれてきたわけです。

 う~ん、ぷんぷん匂いますね。ノーザンファームが牝馬ではなく、わざわざ牡馬を連れてきた思惑とは……?

 数字だけ見ると欧州血統の馬への出資はご遠慮願いたくなるところですが、今回は何か裏があるような気がしてならないですね。最近大きなところを勝てていないシルクへのご褒美案件でしょうか?

 動き自体はとてもいいですから、いままでの外国産馬の競走実績を一気に吹き飛ばすような、そんな活躍を期待したいと思います。

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