YGG|リリーズブルームは12着でした【2歳新馬戦】

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YGGオーナーズクラブ

さる8月12日、YGGオーナーズクラブで出資しているリリーズブルームが新潟競馬第6R2歳新馬戦(芝1,400m)に出走。残念ながら、12着に終わりました。今回は、リリーズブルームが出走した2歳新馬戦を振り返っていきます。

父:ブリックスアンドモルタル
母:キングスミール
母父:Theatrical

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輸送時にまさかのアクシデント発生

リリーズブルームは正直なところ、YGG2歳世代で一番期待していた馬でした。それだけに、8月12日の新馬戦はすごく楽しみにしていたものです。

ところが、朝から臨時更新が入る始末。なんと「輸送中に暴れて額をぱっくり割ってしまった」というではありませんか。もはや新馬戦を楽しむどころではありませんでした。当日朝の運動時にも血が流れるくらいだったということでしたから、結構な深さの傷を負っていたかと思われます。

いっそのこと出走取消になってくれたら、どれほどよかったことか。ただその願いはかなわず、当日の獣医チェックをクリアして無事に出走へとこぎ着けます。

もはやこうなると、勝ち負けよりも無事に戻ってきてほしいという思いしかありません。先日、ハバナビーチがかわいそうなことになってしまっただけに余計でした。

当日の馬体重は444kg。牧浦厩舎に入厩してからは馬体重が公表されていないので何ともいえませんが、チャンピオンヒルズにいた頃と比べるとマイナス約30kgです。ゲート試験の合格から休みなしで新馬戦へと駒を進めてきましたから、目には見えない疲れはあったかもしれません。それでも、パドックの気配は悪くなかったと思います。

レースではとくに見せ場を作れず・・・

肝心のレースでは、これぞ新馬戦といった感じになってしまいました。

もともとゲートからのスタートは速くないということでしたが、想像以上ももっさりとしたスタートでしたね。1番人気のサンディブロンドよりは出ましたが、1,400m戦でこの出遅れは致命的といわざるを得ません。まだトモがしっかりとしていないので、立った状態からの動き出しが悪いのでしょう。

道中も押っつけどおしで、まったくレースのペースにもついていけませんでしたね。最後の直線でもとくに目立った末脚を見せることなく、12着でデビュー戦を終えています。

レース後の牧浦調教師、松岡騎手の談話は以下のとおりです。

牧浦師
牧浦師

額の外傷は問題なかったですが、競馬に行って調教の良さが出せなかったですね。ゲートがやっぱり練習のときから速くなかったので、もうちょっとスムーズに流れに乗れていれば馬も行く気になってまた違ったと思うんですけど、後ろに取りつくにも追っつけ追っつけになっていたので。距離はまだ1戦なので判断できませんが、ジョッキーは1200m、1400mくらいで良いのかなと言ってくれていたのでそれくらいで良いかと思います。ゲートがまだあんな感じなので、競馬に慣れていってくれればと思います。

松岡騎手
松岡騎手

気を使うような所があって大人し過ぎて、ちょっとそれで反応し切れなくて、馬はスピードがあってすごく良い馬なので、今日は能力を発揮できなかったです。次回はメンコを外しても良いかもしれないですし、少し反応を良くすれば走るかなという感じで、最後も脚を余している感じで上がってきてしまったので、まだ全然脚もある感じで上位との差もそんなに感じなかったので、レースまで上手くアプローチして行ければ走ってくると思います。スピードがあるので距離は1200m、1400mで良いんじゃないかと思います

レースではまったくスピードがあるようには感じませんでしたが、騎手がそういうのであれば実力をまったく発揮できていなかったということでしょう。松岡騎手はお世辞を言うような人でもありませんしね。

また牧浦調教師は「ケガの影響はなかった」と言っていますが、メンコのせいで馬の前進気勢が削がれていた点も否めませんので、やはりレース前のケガがすべてだったと思います。無事に新馬戦を迎えられていたらまた違った結果になっていたとは思いますが、こればかりは仕方ありません。

まずはケガをしっかりと治したうえで、次走へ向けて態勢を整えてもらいたいと思います。ゲートの出は馬の成長次第なところがあるので、しばらくは悪いままですね。背腰がもっとしっかりとしてこれば、ゲートもすっと出られるようになるはずです。チャンピオンヒルズの担当者の方には、そのあたりを意識して鍛えてもらいたいですね。

ともあれ、無事にレースを終えることができて何よりでした。初勝利までは時間がかかるかもしれませんが、じっくりと成長を促してもらえればと思います。

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