川田騎手がただただうまかったレースでした
はいさい、零細一口馬主です。
本日中京11RすばるS(ダ1,400m)にドライスタウトが出走しました。
懸念材料であった芝スタートに関しては、とくに問題はありませんでしたね。横から見ていると行き脚がつかないのかなとも思ったのですが、パトロールビデオを確認すると、メイショウテンスイが外へ膨らんだ影響でシゲルタイタンも外へ行かざるを得ず、そのあおりを受けてドライスタウトは控えざるを得ない状況でした。
結果論ですが、ここがじつにもったいなかったですね。もしシゲルタイタンがドライスタウトの前に出てこなければ、もっとすんなりと先手を取れたはずです。
このあとドライスタウトは前の馬が内へ切れ込んでいくのに合わせて内へと進路を切り替えるわけですが、ここの川田騎手の選択が本当にうまかったです。全員が内へ行くのに対して、バトルクライはすっと外へと持ち出すわけです。そしてそのままドライスタウトの外側にピタッとつけて最後の直線へ。
この時点で勝負ありでしたね。先に抜け出したバトルクライに対して、進路を見つけられなかったドライスタウトはなかなか追い出せず。大外へ持ち出してからはよく伸びたものの、結局バトルクライにクビ差及びませんでした。
スムーズな競馬ができていたら勝てていたレースだとは思いますが、負けて強しといいますか、改めて強い馬だなと実感した一戦でした。けどくやしー(笑)。
次走は予定通りフェブラリーステークスを目標へ
あの形でも勝ち切りたかった所ですが、まだちょっと重いかもしれません
レース後、戸崎騎手はこのようなコメントを残しています。戸崎騎手の感覚としては、もっと動けるはずなのにといったところでしょうか。最近はドライスタウトの状態に関して満足がいっていないコメントばかりな気がします。
一方、牧浦調教師のコメントは以下のとおりです。
あの展開で最後あそこまで良く来たなとは思います。僕としては前々でサーっと競馬をするよりは、あの位置で溜める競馬が出来た事は良かったんじゃないかと思います。
たしかに、これまでのドライスタウトは前目につけて直線で抜け出すようなレースばかりでしたから、今回のように馬群の中で脚を溜める競馬は初めてのことでした。こういう競馬ができるのであれば、距離が延びても問題ない気がします。また、まだ6戦しか経験していないですし、今日のレースが今後の大きな糧となるはずです。
今後はチャンピオンヒルズでの短期放牧を経て、賞金が足りればフェブラリーステークスへ向かう予定です。もし出走がかなうのであれば、今回よりも調教で追い込んでくると思いますし、さらにパワーアップしたドライスタウトの姿が見られるのではないでしょうか。いまのところ有力馬は軒並みサウジやドバイ参戦を表明していますので、出られればワンチャンありそうな気がしています。もちろん、出資者の欲目ですが(笑)。
今回は2着に敗れて残念でしたが、次回勝利した暁には皆さんで盛大にお祝いしましょう!東京競馬場で万歳三唱ができることを心より願っております!
※YGGオーナーズクラブより転載許可を得ています。