ついに全6頭の詳細が公開される
はいさい、零細一口です。
本日11月22日、東京サラブレッドクラブHPにて、特別追加募集される外国産馬全6頭が公開されました!!さっそく一覧で見てみましょう。どーん。
馬名 | 性別 | 生月日 | 種牡馬 | 預託先 | 馬体重(kg) | 体高(cm) | 胸囲(cm) | 管囲(cm) | セリ落札金額 | 募集価格 |
スマートチェインジ20 | 牝 | 2/4 | Kingman | 国枝(美浦) | 468 | 158.0 | 179.0 | 21.0 | 20万ギニー(約3200万円) | 4800万円 |
スピーディボーディング20 | 牡 | 4/28 | Kingman | 手塚(美浦) | 467 | 154.0 | 181.0 | 21.0 | 13万5000ギニー(約2160万円) | 5000万円 |
パンモッレ20 | 牝 | 2/4 | Frankel | 鹿戸(美浦) | 490 | 160.0 | 182.0 | 20.0 | 23万ギニー(約3680万円) | 5000万円 |
リヴァーベル20 | 牝 | 4/25 | Kingman | 藤原(栗東) | 450 | 152.0 | 179.0 | 19.5 | 7万2000ギニー(約1152万円) | 4600万円 |
エーピードリーム20 | 牡 | 4/7 | American Pharoah | 矢作(栗東) | 443 | 156.5 | 175.0 | 20.3 | 24万5000ドル(約2793万円)で主取り。その後、直接購入? | 4800万円 |
ワンダフリー20 | 牝 | 3/13 | Kingman | 友道(栗東) | 466 | 158.0 | 178.5 | 21.0 | 28万ユーロ(約3584万円) | 5200万円 |
うーん、募集価格揃えすぎ問題(笑)。落札価格を考慮すると、スピーディボーディング20とリヴァーベル20はちょっと高すぎます。価格上乗せしすぎじゃありませんか?
一方、スマートチェインジ20とパンモッレ20、ワンダフリーの20は輸送費など諸経費を考慮すると、あまり価格を上乗せしていない印象を受けます。すべての経費をまとめて等分したのでしょうか(笑)。スピーディボーディング20とリヴァーベル20に相当の自信があるということかもしれません。知らんけど。
エーピードリームの20は2021年のキーンランドセプテンバーセール出身で、HPでも見つけることができました。ですが、どうやら落札はされていない模様。「out」は主取の意味?よくわかりませんが、セリのあとに庭先購入したのかもしれません。とすると、価格は結構抑え目だったはずです。
広尾で募集されるジェムジェム20(父はアメリカンファラオ)がエーピードリーム20と同じくキーンランドセプテンバーセール出身で、矢作先生が自ら選んだということなので、もしかしたら矢作先生経由で東サラに流れてきた可能性も否めません。広尾に買ってもらえなくて東サラに頼んだとか(笑)。そういえばバヌーシーのフォークロア2020も同セール出身で、やはり矢作先生セレクトです。矢作三銃士、とでも名付けましょうか(笑)。
ただこの矢作三銃士のなかでは、エーピードリーム20が一番好きですね。ダートで結構活躍してくれるのではないでしょうか。
※outはどうやら欠場らしいです。で、その後、10月25日から28日にかけてケンタッキー州で開催されたファシグティプトン・オクトーバーセールにて、24万5000ドルで主取りになっていました。おそらくその後、直接交渉して手に入れたのではないかと思われます。矢作厩舎の例でいうと、モズアスコットのような形でしょうか。 「値段は意外なほど上がらずに主取り。状況は一変した。チャンス到来と考えてすぐに獣医検査を依頼すると、やはり膝関節とのどに問題があった。それが、値が上がらなかった原因であった。リスクは高い。しかし、自分のなかでは馬体の良さがリスクを上回った。同じく彼に興味を持っていた北側オーナーに説明をして了解を得て、直接交渉の上、購入した。オーナーは、ロイヤルアスコットでグランプリボスと一緒に走ったフランケルの強さが忘れられず、その子供がどうしても欲しかったようだ。これが後に『モズアスコット』と名付けられた、彼の購入経緯である(出典:http://race.sanspo.com/keiba/news/20180606/etc18060605000001-n2.html)」 アメリカでも産駒の価格が高騰しているアメリカンファラオ産駒がこんなに安価で募集されるのは不思議だなと思っていたのですが、アメリカでも買い手がつかなかったのですね。母はマジェスティックウォリアーの姉なので良血だとは思うのですが。
それにしても、預託先のなんと豪華なことか。現在全国リーディング2位の矢作厩舎を筆頭に、3位の友道厩舎、4位の手塚厩舎、5位の国枝厩舎、シャフリヤールでダービーを制した藤原厩舎、エフフォーリアで皐月賞・秋の天皇賞を制した鹿戸厩舎。東サラの特別追加募集に対する本気度を感じます。
今年東サラはレッドルゼルで交流GIを勝ちましたが、中央のGI勝利は2017年のレッドファルクスまでさかのぼらなければなりません。はたして追加募集されるこの6頭は東サラの念願を叶えてくれるでしょうか。
……新規枠、40口あるんですよね。悩みますね。