C.デムーロの騎乗に高橋義先生も激おこ!?ミスビアンカが出走した新春ステークスをプレイバック

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2連勝で臨んだ3勝クラス

2022年1月9日、ミスビアンカが中京10レース新春ステークス(芝1400m)に出走しました。

津村騎手に導かれ、1勝クラス、2勝クラスと続けて逃げ切り勝ちを収めたミスビアンカ。鞍上にC.デムーロを迎え、当日は5番人気でレースを迎えます。

レース前の高橋先生のコメントは以下の通りです。

高橋義忠調教師「昨年12月31日に坂路で負荷を掛けて追い切りましたが、全体が53.7秒で、ラスト1ハロン12.4秒のタイムをマークしてくれました。促すとスッと反応して最後は馬なりのまま楽に駆け上がってくれましたし、短期放牧を挟んでいるとはいえ、コンスタントに使ってきている中でも心身ともに高いレベルを維持していますね。そして、3日にも坂路で15-14程度の時計で中身を整えました。促せばスッと動いていきそうな気配でしたし、最後まで楽な手応えでしたよ。また、その後も心身ともに良い状態を保っていたので、6日にも同じく坂路で馬なりでサッと時計を出しました。馬場が悪いながらも最後まで馬なりのままで想定していたより時計が出ましたから、それだけ良いコンディションを保っている証拠だと思います。前走は半信半疑ながらも、調子の良さから自分の競馬が出来れば良い走りを見せてくれると期待していましたが、こちらの予想をはるかに上回る競馬でしたし、昇級戦とはいえ、同じような競馬が出来れば準オープンでも楽しみですね。新コンビを組むC.デムーロ騎手は、馬の力を最大限に引き出してくれるジョッキーでもあるので、彼のエスコートで3連勝を期待したいところです」

シルクホースクラブより転載の許可を得ています

一時の低迷期を脱し、いよいよ迎えた充実期。高橋先生のコメントからも自信が満ち溢れていましたので、昇級初戦となるここもいい走りを見せてくれるのではないかと期待していました。

パドックでは入れ込みが目立つ……

提供:なんと@けーば様(@nantonpark)

ミスビアンカは前走よりも+8キロとなる466キロで出走。過去最高の馬体重となりました。馬体からも充実ぶりがうかがえます。顔もより美人になりました。ベストルッキング賞間違いなしです。本当に惚れ惚れとしてしまいます。

ただ今回は若干入れ込みがきつい感じを受けました。前を歩くコスモエスパーダの入れ込みもきつく、それも少しは影響していたのかもしれません。

パドックでは騎手は乗らず、前走同様、返し馬は先出し。前走はツムツムの進言で先出しをしたことでレース本番でもいい走りを見せてくれましたから、今回も同じような走りを期待しました。

なお、動画・写真はフォロワーのなんと@けーばさんにご提供いただきました。いつもありがとうございます!

いざ、レース

今回はメインレース前の中京10レースでの出走ということもあり、フジテレビの「みんなのKEIBA」の放送上で観戦することができました。ついに全国区デビューです。感慨深い……。

ところが、肝心のスタートで隣のコスモエスパーダにタックルされるという始末。そのまま行き脚はつかず、逃げることはできませんでした。

せめて外からかぶせられることなく進めることができればよかったのですが、初めて乗るC.デムーロは控えるという競馬を選択します。そして外からかぶせられて万事休す。ミスビアンカのやる気ゲージはすっかりゼロとなり、そのままズルズルと後退。最後の直線ではとくに追われることもなく、最下位の16着。しかもタイムオーバーのおまけつきという残念な結果に終わりました。

高橋先生のコメントからうかがえるクリスチャンへの不満

気分よく走ることができれば前々走、前走のように強い走りを見せてくれるミスビアンカですが、ひとたび機嫌を損ねてしまうと走る気持ちを失ってしまうというのは明け5歳となった今年も変わりませんでした。

レース後、高橋先生もこの結果に納得がいかなかったのか、次のようなコメントを発表しています。

高橋義忠調教師「昨年11月以来の競馬でしたが、体の張り・艶が良く、体重も8kg増えていたようにとても良い状態でレースに向かうことが出来ました。速い馬が揃っていたものの、この馬の力を発揮させるには自分の競馬に徹するのがベターだと思っていましたので、ジョッキーには“仮に主張できなくても、あまり下げずに揉まれない位置でレースを運んで欲しい”とオーダーしていました。ただ、レースでは好位に取り付けることが出来たものの、流れが速くなると思ったのか、すぐに控えてしまいましたね。勝負どころでは馬群に包まれてしまい、この馬の一番悪い形になってしまいました。逃げたショウリュウレーヴが2着に粘っていたように、出たなりの位置でレースを運んでいれば、違った結果になっていたかもしれません。レース後、C.デムーロ騎手は『スッと流れに乗っていくことが出来たものの、少し硬さを感じましたね。勝負どころでは段々とついていけなくなったので、最後は無理をさせませんでした』とコメントしていました。ジョッキーは硬さを感じたと話していましたが、レース後の上がり運動ではシャキシャキと歩いていましたし、スクミや硬さは感じませんでした。調教でも楽に時計が出ていたように、心身ともに状態はとても良かったですし、こちらの見解としては馬群に包まれて嫌気が差してしまったことがすべてだと思います。タイムオーバーになってしまいましたが、決して力を出し切ってのものではないですし、気持ちを切り替えて次走に向かいたいと思います。トレセンに戻って状態を確認した後は、心身ともにリフレッシュさせるために放牧へ出す方向で考えています」

シルクホースクラブより転載の許可を得ています。

まとめると、

クリスチャンはこちらのオーダー通りの競馬をしてくれなかった

硬さを感じたと騎手は言っていたが、レース後の状態を確認したらそんなことはなかった

ということです。

なんでもかんでも外国人騎手に乗せたらいいわけではないんですよね。ミスビアンカのような気難しい馬はとくにです。ミスビアンカのことを理解してくれている津村騎手であれば、こんな結果にはならなかったことでしょう。クリスチャンを鞍上に選択したのはノーザン側の意向だと思われますので、本当に反省してほしいです。その馬に合ったベストな騎手選択をしてもらいたいものです。

ミスビアンカは今年がほぼラストイヤー。ようやく完成期を迎えてこれからというときに、まったくもって無駄なレースとなってしまったことは本当に残念で仕方ありません。

高橋先生もコメントでおっしゃっていますが、これが実力ではないと思います。また一から精神面を立て直すのは結構な時間がかかってしまうかもしれませんが、なんとか再び強いミスビアンカの姿を見ることができればと思います。

弟たちに負けじと頑張れ!!とくに今年はイクイノックスがかなりの活躍をしそうなので、姉の意地を見せてもらいたいところです。

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