2023年9月1日より、キャロットクラブ2023年度一次募集馬の申し込みがはじまります。しかし、いい馬が多すぎてどこに最優先を使ったらよいものか悩む始末。そこで今回は、備忘録として最優先を使いたい馬、一般で取りたい馬の候補を残しておきたいと思います。
最優先で悩んでいる馬は3頭
現在、最優先の使い道として悩んでいるのは、以下の3頭です。
ハープスターの22(父サートゥルナーリア)
今年は新種牡馬であるサートゥルナーリア産駒に出資したいと考えていて、中でも気になっているのがハープスターの22です。
いや、この仔いい馬すぎません?オーラがあるというか。今回の募集馬のなかで、唯一1億円を超える募集価格をつけてきたのはノーザンの自信の表れではないでしょうか。ハープスターはここまで期待されるほどの産駒実績を残していませんが、ロードカナロア産駒のライラスターの募集価格が1億円だったのに対して、新種牡馬のサートゥルナーリア産駒であるこの仔の募集価格は1億2,000万円。正直高い!けどほしい!
1口30万円という高額と、池添学厩舎所属が嫌われて、なんとか×なし最優先でもワンチャンありませんでしょうか(笑)。×1最優先であれば、確実に取れそうな気がします。こういうときに×がほしくなりますね。
いっそのことハープスターの22に突撃し、×を取るのも選択肢のひとつかなと考えています。
ダイワプロパーの22(父サートゥルナーリア)
はい、ハープスターの22のあとに登場するこの仔もかなりいい馬ですね。ノーザンがセレクションセールで3,850万円の高値で買っただけあります。母ダイワプロパーが桜花賞馬レーヌミノルの全姉という血統も引かれるものがありますね。
歩様動画も力強さとしなやかさがあって、とてもいいんですよねぇ。ハープスターの22は母馬優先対象馬なのでワンチャンもなさそうですが、この仔であれば×なし最優先でもワンチャンありそうな気がしています。中間発表の結果次第では、この仔に最優先行使でもよいかなと考えています。
ユーセニアの22(父Blue Point)
シルクでジェットセッティングの21(ペースセッティング。残念ながら抽優ははずれ)を申し込んだときも感じたのですが、私はどうやら謎の外国人選手が好きなのかもしれません。ミステリアス。
そもそも父のBlue Pointからしてよく知りません。現役時代は、ゴドルフィン名義でダイヤモンドジュビリーS(芝1,200m)、キングズスタンドS(芝1,000m・連覇)、アルクオーツスプリント(芝1,200m)と短距離GIを4勝。ゴリゴリのスプリンターですね。
母ユーセニアもよくわかりませんが、ここまで目立った産駒実績は残していない模様です。
ただ、動画の雰囲気がものすごくよかったですね。この仔も父同様スプリンターなのかなと思うので、クラシック狙いの会員からは避けられるのではないかと予想します。×なし最優先でワンチャンありませんか!
一般でぜひ取りたい馬3頭
最優先を使ってもいいかなとは思うものの、できれば一般で取りたい馬は以下の3頭です。
ケアレスウィスパーの22(父マインドユアビスケッツ)
いやぁ、めっちゃごっつい!明らかにダートタイプですね。クラフティワイフにつながる一本筋の通った血統も好みです。母18歳時の産駒なので、一部の層からは嫌われるのではないかと予想します。この馬が一般で取れたら最高です。
フェルミオンの22(父シュヴァルグラン)
私は募集馬を見る際、価格の安い仔からチェックします(笑)。掘り出し物がいないかなぁと。そこで見つけたのが、この仔です。2,000万円台以下の馬のなかでは抜群ではないでしょうか。
母馬優先対象馬ではありますが、現在フェルミオンに出資されていた方がどれほど残っているでしょうか。母16歳時の産駒ですし、母馬優先だけでは埋まらなそうな気がしているので、この仔もぜひ一般で狙っていきたいと考えています。
スターダムバウンドの22(父オルフェーヴル)
オルフェーヴル産駒にもぜひ出資したい!ということで狙いを定めているのがこの仔です。
母スターダムバウンドはアメリカでGI5勝を挙げた名牝。オルフェーヴル×Tapitという組み合わせも、サラスがマーメイドSを勝利するなど上々の結果を残しています。
ノーザンとしては、期待ほど産駒が活躍していないというのが本音ではないでしょうか。ただそれでもノーザンから出されないのは、いつか活躍馬を出すことを期待しているからだと推察します。その大物が、本馬であってもおかしくはありません。
母16歳時の産駒、管囲18.7cm。既存会員から嫌われる要素はたっぷりです(笑)。この馬も、一般で取れたら最高です。
結論はまだ出せません
ただ、正直まだ結論は出せないのが現状です。何せ今年はシルクで抽優(ガルデルスリールの22)を外してしまいましたから、キャロットでは最低でも1頭は確保したいところです。なので、場合によっては一般で取りたい馬に最優先を行使するかもしれません。
また、今後カタログと動画を食い入るように見る中で、ほかの馬がほしくなる可能性も十分にあります。結論、キャロットの検討楽しい~。
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