ドライスタウトに出資した理由
去る2020年夏。シルクホースクラブ2020年度第1次募集でスイープトウショウの19(ピエドラデルーナ)の抽優に外れた私は失意にうちひしがれておりました。
「なんでや…。ワイが何か悪いことでもしたんか…?」
もはやシルクでは出資することはできない。こうなったら、他のクラブに行くしかない。
そう考えた私は、あちらこちらのクラブにカタログを請求。
そうして出会ったのが、YGGオーナーズクラブのマストバイアイテムの19ことドライスタウトくんでした。
漆黒の雄大な馬体。滑らかで力強い動き。もはや一目惚れに近いものがありました。
しかもマストバイアイテムは繁殖としてもなかなか優秀で、半兄のヨハンが2020年10月18日のテレビ静岡賞で3勝クラスを勝ち上がり、同じく半兄のノーリスも勝利まですぐのところまできていました。
あと何で見たかは忘れてしまったのですが、繁殖牝馬は12歳のときに産んだ仔の走る確率が高いというデータがあり、マストバイアイテムの19はそれにも該当していたんですよね。ちょうど12歳のときの仔です。
ただ、正直迷いはありまくりでした。
何せブルーからYGGにリニューアルしてからそこまで活躍馬が出ていなかったですからね。
また、YGG募集の下河辺牧場産の馬もまったく走っていないというダブルパンチ。
悩みに悩みまくりましたが、出資したときの後悔よりも出資しなかったときの後悔のほうが大きいと感じ、思い切って出資に踏み切った次第です。
あとYGGの場合だと、月会費のかからないライト会員というシステムがあるので、そこも出資を決めた理由のひとつです。
2021年9月26日、待望のデビュー
ドライスタウトは下河辺牧場での育成時から比較的優秀で、大きな頓挫もなく、2021年6月4日、チャンピオンヒルズへ移動。6月17日にゲート試験を合格し、デビューへ向けて再びチャンピオンヒルズでトレーニングに励むことになりました。
しかしここで、喉が少し鳴るという問題が発生します。内視鏡検査によると、左の弁が少し落ちているようなところがあるということでした。
このときのショックたるや、なかなか言葉では言い表せません。
いままで何も言及がなかった喉の問題がいきなり浮上してくるわけですから、おいおい…と。なんで今頃になって…と。
ただDDSPだったら成長して解消される場合もあるので、どうか何事もなく無事にいくように願うばかりでした。
その後、なんとか無事にトレーニングを積み、7月30日に入厩。いよいよデビューに向けて本格的に始動開始です。
そして8月25日、デビュー日が9月11日中山4レースに決定しました。
ところが、今度は熱発でデビュー延期という事態に見舞われます。しかも喉の奥の器官にまで痰のようなものが溜まってしまうという状態に。
もう心配しかないですよね。本当に大丈夫か、無事にデビューができるのかと。
幸い、きれいに洗浄されたことで痰問題は無事に解消され、しかも入厩当初から見せていた咳の症状も収まったということだったので、ほっと一安心したことを覚えています。
その後は反動もなく、9月26日中山4レース岩田望来騎手でデビューが決定しました。
だがしかし!今度は中山新馬戦ダ1200mの登録が27頭なのに対し、中京新馬戦ダ1200mの登録が4頭問題が発生します笑。しかも中京では福永騎手を押さえていると。
もうね、この状態で中山を選ぶ理由がないですよね笑。それでも牧浦師は中山がダメだったら中京でとのこと。
牧浦厩舎に出資したのは初めてでしたが、正直「えー」と思いましたね笑。
普通に考えたら中山よりも中京のほうが輸送の負担がないですよね。初めから中京一択でいいのではとも思いました。
23日。無事に中山が除外され、26日に福永騎手でデビューすることが決まりました。
そして今日26日、中京4レースでデビューしたドライスタウトは福永騎手を背に見事な勝利を収めてくれました。
私にとって、シルクホースクラブ以外のクラブ馬に出資したのはこの2歳世代が初めてのことです。
それが新馬勝ちを収めてくれた。これほど嬉しいことはありません。
しかも今年は愛馬がまだ勝ち星を挙げていなかったので(8戦0勝)、記念すべき今年の初勝利にもなりました。
本当に嬉しすぎて、何度も動画を見返してはニヤニヤしています。
Twitterで皆さんとオタオメができたのもいい思い出になりました!
ドライスタウトの今日の勝ちっぷりを見ると、まだまだ上のクラスでも十分戦えそうですし、今後が本当に楽しみです。
まだ手にしたことのない重賞の勲章をプレゼントしてくれるのは、もしかしたらシルクではなくYGGかもしれません笑。
その日を楽しみに待ちたいと思います。