ウォーキングマシンの申し子ことシャルトタークがついに福島競馬場のパドックを歩く|ノルマンディーOC

スポンサーリンク
ノルマンディーオーナーズクラブ

はいさい、零細雑魚一口馬主です。2023年7月8日、ノルマンディーOCのシャルトタークが3歳にしてついにデビュー戦を迎えます。ボーンシストの発症から出走までの日々を振り返っていきます。

スポンサーリンク

長かったウォーキングマシン生活

馬名シャルトターク
性別
生年月日2020/2/29
ルーラーシップ
プラージュ
母父スペシャルウィーク
厩舎粕谷(美浦)
生産ハシモトファーム
募集総額2,280万円

シャルトタークは2020年のセレクトセール当歳セクションでノルマンディーOCに1,650万円で落札され、2021年度1次募集にラインアップされました。

募集当時の動画がYouTubeにまだ残っているので埋め込んでおきますが、雰囲気のあるいい馬だったんですよね。母系をさかのぼるとダイナフェアリーがいます。母プラージュは現役時代3勝。繁殖としても3勝を挙げたリーヴルを輩出しているので、血統面も文句なしでした。当時はこの良血馬に5万7,000円で出資できるなんて安いと感じたものです。

ところがどっこい。2022年1月中旬に右トモの歩様に乱れが生じます。獣医の見立てでは「股関節周辺の筋肉を痛めたのでは」ということでしたが、思えばこのときにはすでにボーンシストを発症していたんでしょうね。

その後も改善する様子は見られず、5月下旬に入ってようやくボーンシストとの診断が下されます。「くまなく検査しなければ映りきらない右後肢大腿骨の関節部分に小さなボーンシストが確認できました」。正直、もっと早く詳細な検査をおこなっていればと思わざるを得ませんが、こればかりは仕方ありません。

4月中旬からウォーキングマシンでの調整が続いていましたが、その後もシャルトタークは怒濤のウォーキングマシン生活を余儀なくされます。どのくらいウォーキングマシンで歩いたのか、近況を振り返っていきましょう。

近況更新日時内容
2022/4/15ウォーキングマシン30分
2022/4/30ウォーキングマシン1時間
2022/5/15ウォーキングマシン1時間
2022/5/31ウォーキングマシン30分
2022/6/15ウォーキングマシン1時間
2022/6/30ウォーキングマシン1時間
2022/7/16ウォーキングマシン1時間
2022/7/31ウォーキングマシン1時間
2022/8/15ウォーキングマシン1時間
2022/8/31ウォーキングマシン1時間
2022/9/15ウォーキングマシン1時間
2022/9/30ウォーキングマシン1時間
2022/10/15ウォーキングマシン1時間
2022/10/31ウォーキングマシン1時間
2022/11/15ウォーキングマシン1時間
2022/11/30ウォーキングマシン1時間
2022/12/15ウォーキングマシン1時間&トレッドミル
2022/12/30ウォーキングマシン1時間&トレッドミル
2023/1/15坂路2本(ハッキング)

改めて書き起こすと、判を押したような近況にイライラしていた日々を思い出します(笑)。何度ファンド解散しろやと思ったことか。2歳の一番大事な時期のほとんどをウォーキングマシン生活で費やしたわけです。これで競馬に必要な筋力やスタミナがつくわけありません。

普通に考えたら競走馬になるのは難しいと思うのですが、ノルマンはとことん引っ張ります。

このようなウォーキングマシン生活が8か月以上にわたって続けられた結果、シャルトタークは3歳1月にしてようやく坂路で軽めのキャンターを乗れるまでになりました。

シャルトターク、競走馬としての一歩を踏み出す

その後は2023年1月28日にノルマンディーファームから小野町へと移動。順調に乗り込みを進めていたものの、ここでまた大事件が勃発します。なんと、奥村豊厩舎から粕谷昌央厩舎への転厩を余儀なくされてしまったのです。

シャルトタークに出資した理由のひとつが奥村豊厩舎でした。そのため、この転厩は私にとって悲劇でしかありませんでしたね。ショックを超えて大ショック。まじでノルマン金返せと思いました。

ただね、結果的にいえば粕谷厩舎はそこまで悪くなかったですね。毎週のコメントを見る限り、シャルトタークのことをちゃんと考えていろいろとやってくれているんだなという気持ちが伝わってきましたし、預かっている馬が少ない分、追い出されることもありません。これはこれでアリだったと思い直した次第です。粕谷先生、ごめんなさい

さて、シャルトタークは2023年4月14日についに入厩します。そして21日にはゲート試験に一発で合格しました

やっぱね、やればできる子なんですよ。才女なんですよ。

ゲート試験に合格したあとはさすがに疲れが出たために、いったんケイツーステーブルへ放牧に出されます。そして放牧先でも順調に乗り込まれ、6月2日に帰厩。約1か月の美浦トレセンでの調教を経て、ついに7月8日福島3歳未勝利戦でのデビューが決まりました。鞍上は苦労人でおなじみ柴田大知騎手です。

柴田大知騎手のブログによると、「初戦から通用して不思議ない能力を感じます」とのこと。もちろんある程度のお世辞は込められているとは思いますが、その言葉を信じて、当日は精一杯応援したいと思います。自宅で(笑)。さすがに福島競馬場へは行けません。すみません。

福島競馬場でシャルトタークの勇姿を見届ける方、ぜひ私の分まで現地応援よろしくお願いします!

タイトルとURLをコピーしました