【先入観は敵】ベレヌス号の中京記念制覇を受けて感じたことをまとめてみた。

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キャロットクラブ
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×2の権利を持っていたときにベレヌスを選べるか

はいさい、零細一口馬主です。

本日7月24日、小倉競馬場でおこなわれた中京記念(GIII)においてキャロットクラブ所属のベレヌス(牡5)が逃げ切り。見事重賞初制覇を飾りました。

父はタートルボウル、母はカフヴァール、母父はデュランダル。募集総額は1,600万円、一口価格は4万円です。

率直に、この馬に出資した人はすごいなと思いました。

もちろん、母カフヴァールはキャロットクラブ出身ですので、カフヴァールに出資していた人はベレヌスにも前向きに出資していたと思います。

ただ、それ以外の人でベレヌスに出資している人はいったい何を決め手に選んだのだろうと思ってしまうわけです。

何しろタートルボウルからして、まずメジャーな種牡馬ではないですよね。すでにトリオンフは活躍していましたが、そこまで活躍馬は多くありませんでした。

かつ、初仔です。

当時×2の権利を持っていたとして、はたしてこの馬に最優先の権利を使うでしょうか。私だったらおそらく使いません。

ちなみにベレヌスが募集された2018年にラインナップされた主な馬は以下のとおりです。

・クリソプレーズの17(ヴァーダイト)
・ラドラーダの17(アブソルティスモ)
・シーザリオの17(ファーストフォリオ)
・シェルズレイの17(レイパパレ)

良血馬が目白押しです。×2の権利を持っていたら選び放題ですから、良血馬大好きな私は当然のように良血馬のうちのどれかにいっているだろうなと思う次第です。

先入観にとらわれてはいけない

これまで私は出資馬を選ぶ際に、血統・繁殖実績・測尺を重視してきました。素人が馬を選ぶうえで、これが一番簡単な方法だと思うためです。

たとえば種牡馬であれば、日本競馬への適性があるか、産駒実績は十分か、芝とダートどちらで勝ち星を多く挙げているか、産駒の距離実績はどうか。

繁殖牝馬のほうはもっと分かりやすいですね。産駒が走っているかどうか、これに尽きます。

測尺はケガのリスクを下げるためにもチェックが欠かせません。とくに管囲。馬は400kgを超える馬体を4本の脚で支えるわけですから、当然1本1本の脚に100kg以上の荷重がかかってくるわけです。管囲が細すぎる場合は馬体の重さを支えきれずに骨折や屈腱炎などが発症しやすいため、ある程度の太さは必要だと考えます。少なくとも19.5cm以上はほしいところですね。

しかし、今日のベレヌスの姿を見て、先入観にとらわれすぎてはいけないと、改めて思い知らされました。

馬を選ぶときは、血統や繁殖実績を気にしないで馬そのものを見なくてはいけないなと。

きちんと馬体や歩様などを見るようになったのはここ最近のことですが、正直よく分かりません(笑)。常日頃から馬に携わっている方々でさえ、走る馬を見極めるのは難しいと嘆いてるのですから、当然といえば当然ですよね。

一昨年は運良くドライスタウトと出会うことができましたが、このときは馬のデキにくわえて、母マストバイアイテムがすでにある程度の繁殖実績を残していたことも決め手のひとつでした。ドライスタウトの兄ヨハンとノーリスが未勝利だったら、もしかしたら出資していなかったかもしれません。YGGオーナーズクラブに思い切って入会しようとはならなかったと思います。

今年は、というよりも今後はなるべく血統や繁殖実績といった先入観は捨てたうえで、馬を吟味していきたいと思う次第です。

ということで、早速今年のシルクホースクラブの募集から活かしたいと思います!

その結果、「結局超良血馬でした」というオチもあるかもしれませんが(笑)、シルクの実績がまったくない私は抽優馬を1頭選ぶ以外に選択肢はありません。最善の1頭を選び抜いてやろうではありませんか!

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