私の銭闘力は20,000です
はいさい、零細一口馬主です。2022年がはじまって早6日。今日は東京でも珍しく大雪に見舞われましたね。子どものころは雪が降るとテンションが上がりましたが、もう雪ではしゃぐような年頃ではありません。
♪雨は夜更け過ぎに~、雪へと変わるだろぅ~
変わらなくていいです。
はい、ということで、そろそろYGGさんからポイントという名前のお年玉をいただける日が近づいてまいりました。「YGG一筋&クラブ掛け持ちキャンペーン」の6,000ポイントです。
現在、私の銭闘力(保有ポイント)は14,000。残念ながらフリーザ様には到底敵いっこない数値です。
昨年、「ベーシック会員移行キャンペーン」でいただいた30,000ポイントのうち、すでに16,500ポイントはブリオレットの20への出資で使わせていただきました。
そして今年に入ってエコポイントとして500ポイントをいただきましたので、14,000ポイント。これに前述の6000ポイントを合わせた計20,000ポイントがいまの私の持ちうる最大戦闘力となっております。ドドリアさんあたりには勝てるでしょうか。
ということで、この20,000ポイントの使いみちをそろそろ真剣に考えなくてはいけません。そこで今回は、YGGオーナーズクラブ第1次募集検討編part.3と題し、新たな出資候補となる馬をあぶり出していきたいと思います。
ちなみに、2021年度の募集馬は以下の通り。今回はこれらのうち、中央所属馬について取り上げます。地方所属馬は次回の更新をお待ちください。
【中央所属】
募集馬名 | 種牡馬 | 母父 | 母出生時年齢 | 性別 | 生月日 | 体高(cm) | 胸囲(cm) | 管囲(cm) | 馬体重(kg) | 入厩予定 | 募集価格 | 募集口数 | 備考 |
シュシュブリーズの20 | モーリス | フジキセキ | 9 | 牡 | 5/4 | 165.0 | 188.0 | 21.5 | 503 | 美浦・武井 | 2970万円 | 1000口 | 先行募集。半妹クールフォルテ(父クロフネ)が大井でデビュー2連勝 |
シンラバンショウの20 | リアルスティール | サクラバクシンオー | 8 | 牡 | 4/17 | 156.0 | 170.0 | 19.0 | 420 | 栗東・高橋 | 990万円 | 500口 | 母は新馬戦勝利。産駒未デビュー |
ブリオレットの20 | マインドユアビスケッツ | ロードカナロア | 5 | 牝 | 1/15 | 160.0 | 181.0 | 20.2 | 456 | 美浦・田島 | 1650万円 | 1000口 | 母は未勝利。初仔。セレクトセールにて1100万円で落札 |
トレサンセールの20 | オルフェーヴル | Rip Van Winkle | 6 | 牝 | 3/3 | 153.0 | 170.0 | 18.5 | 418 | 美浦・稲垣 | 1100万円 | 1000口 | 4歳時の初仔サザンナイツ(父トーセンラー)が中央1勝 |
クラリティーアイズの20 | オルフェーヴル | キングカメハメハ | 7 | 牝 | 2/18 | 158.0 | 179.0 | 20.0 | 447 | 美浦・尾関 | 990万円 | 500口 | 初仔(2019年は不受胎?) |
シルヴァースプーンの20 | エピファネイア | アグネスタキオン | 12 | 牝 | 3/2 | 153.0 | 177.0 | 19.0 | 460 | 栗東・牧田 | 1760万円 | 1000口 | 中央では活躍馬なし。11歳時の産駒ボナペティ(父ストロングリターン)が名古屋で新馬勝ち |
【地方所属】
募集馬名 | 種牡馬 | 母出生時年齢 | 性別 | 生月日 | 体高(cm) | 胸囲(cm) | 管囲(cm) | 馬体重(kg) | 入厩予定 | 募集価格 | 募集口数 | 備考 |
スマートシャワーの20 | レーヴミストラル | 15 | 牡 | 3/29 | 155.0 | 178.0 | 20.0 | 457 | 船橋・新井 | 990万円 | 500口 | 初仔のスマートロデム(父ロージズインメイ)が地方で7勝。 |
ハンマークラビアの20 | ケイムホーム | 9 | 牡 | 4/4 | 153.0 | 171.0 | 19.0 | 397 | 佐賀・真島 | 330万円 | 500口 | 母はキャロット出身。 |
センコウノマイヒメの20 | ダンカーク | 8 | 牡 | 4/23 | 154.0 | 174.0 | 19.5 | 469 | 道営・小野望 | 990万円 | 500口 | 半姉ミツカネムーン(父アドマイヤムーン)が2歳未勝利勝利。 |
ラッキーガールの20 | コパノリッキー | 10 | 牡 | 3/12 | 158.0 | 172.0 | 19.8 | 454 | 道営・佐々木 | 880万円 | 500口 | 初仔のトリマゴラッキ(父スマートボーイ)が地方で11勝。 |
ブエラの20 | ノボジャック | 10 | 牡 | 4/29 | 158.0 | 184.0 | 20.0 | 428 | 道営・佐々木 | 550万円 | 500口 | 半姉のブエラプーラ(父キンシャサノキセキ)が地方2勝。※11/6入厩済 |
ラペーシュの20 | ダノンレジェンド | 4 | 牝 | 3/19 | 152.0 | 172.0 | 18.7 | 406 | 道営・佐々木 | 550万円 | 500口 | 初仔。 |
募集馬の成長度合いを比較
YGGで1次募集が開始されてから、約2か月が経過しました。この間にラッキーガールの20は満口、シュシュブリーズの20は残り30%以下となりましたが、残りの馬は残口にまだまだ余裕があります。
「様子見できるクラブ。それがYGG」
とJRAのCMにも出てきそうな(いや、出ない)キャッチコピーの通り、馬の成長を確認し、時間をかけて検討できるところがYGGの良さでもあります。
さっそく、2021年度募集馬の成長度合いを比較してきましょう。頭数は少ないので、1頭ずつ見ていきます。ブリオレットの20についてはすでに出資していますが、これから出資を考えている方もいらっしゃるかと思いますので、参考までに挙げておきます。
なお、写真はYGGオーナーズクラブのHPより、許可を得て転載しております。無断転載はおやめくださいませ。また、測尺は人力で行う関係上、多少の誤差が出ます。数センチ、数ミリ単位での増減はとくに気にしなくてもよいでしょう。
シュシュブリーズの20(モーメントキャッチ・父モーリス)
【募集(カタログ掲載)時の測尺】
体高(cm) | 管囲(cm) | 胸囲(cm) | 馬体重(kg) |
165.0 | 21.5 | 188.0 | 503 |
【12月末時点の測尺】
体高(cm) | 管囲(cm) | 胸囲(cm) | 馬体重(kg) |
166.0 | 21.5 | 185.0 | 494 |
現在は北海道・むかわのエクワインレーシングにて、週に5回坂路調教を積んでいます。カタログ掲載時と比較すると、全体的に余計な肉が取れてシュッとした体型になってきました。
コメントによると、「いまのところ牧場でも動ける部類で、気性は悪くないと思う」とのこと。大型馬ですし、まだ体つきには余裕がありそうですから、さらに調教を重ねていくなかで、見栄えはもっと良くなりそうです。
気になるのは去勢大好き武井厩舎という点。いまのところはなんとか大人しいようですが、これからどうなるかはわかりません。調教動画を見る限りでは多少うるさそうなところもあるかなという印象を受けました。残口は残り30%以下なので、どこまで様子見できるかはわかりませんが、「気性」については注視したいと思います。
ブリオレットの20(父マインドユアビスケッツ)
【募集時の測尺】
体高(cm) | 管囲(cm) | 胸囲(cm) | 馬体重(kg) |
160.0 | 20.2 | 181.0 | 456 |
【12月末時点の測尺】
体高(cm) | 管囲(cm) | 胸囲(cm) | 馬体重(kg) |
162.0 | 20.0 | 182.0 | 474 |
現在は北海道・追分ファームリリーバレーにて坂路・コース調教を順調にこなしています。募集時と比べるとだいぶ競走馬らしい体つきになってきました。厳しい調教を積みながらも、馬体重は+18kg。つくべきところに筋肉がついてきたという印象を受けます。好感触です。
コメントによると、「以前よりも集中力が出て前向きさが出てきた」とのこと。「クビから上腕部にかけて張りが出やすい」という点は気になりますが、現状は脚元・体調面にとくに問題はないということなので、今後の成長がすごく楽しみな一頭です。
トレサンセールの20(父オルフェーヴル)
【募集時の測尺】
体高(cm) | 管囲(cm) | 胸囲(cm) | 馬体重(kg) |
153.0 | 18.5 | 170.0 | 418 |
【12月末時点の測尺】
体高(cm) | 管囲(cm) | 胸囲(cm) | 馬体重(kg) |
154.0 | 19.0 | 171.0 | 418 |
オルフェーヴル大好きっ仔の皆様ご注目。わずか32頭の産駒しかいない2020年世代の貴重な1頭です。現在は北海道・森本スティーブルで週2回坂路を乗っているとのことで、オルフェ産駒ながら気性面では扱いやすいということです。
コメントによると、「調教に対する前向きさがあり、坂路での手応えはいい」とのこと。馴致が終わったころよりも力強さが出てきたようなので、いまのところは順調に来ているようです。
ただ気になるのは馬体重が増えてこない点。森本スティーブルでも飼い葉はシンプルにして食べられるものの量を増やして与えているということですが、どうにも食が細いところがある模様です。小さくても走る馬は走りますが、強めの調教を課せないというデメリットがあるので、もう一回り大きくなってくるとよいかなとは思います。
クラリティーアイズの20(父オルフェーヴル)
【募集時の測尺】
体高(cm) | 管囲(cm) | 胸囲(cm) | 馬体重(kg) |
158.0 | 20.0 | 179.0 | 447 |
【12月末時点の測尺】
体高(cm) | 管囲(cm) | 胸囲(cm) | 馬体重(kg) |
160.0 | 20.0 | 179.0 | 433 |
2020年世代32頭しかいないオルフェーヴル産駒のうちの1頭です。2021年度募集でオルフェ産駒を2頭も持ってくるYGGさん、さすがっす。
現在は北海道・グリーンマイルトレーニングセンターでコース調教中。同じ父を持つトレサンセールの20と比べると、こちらはオルフェの悪い血が騒ぎだしているようで、調教中に隣の馬を蹴りに行くという気性の悪さを見せています。まだまだ子どもといったところでしょうか。
育成が行なわれるなかで、馬体重もいまいち増えてこないのが気になります。ただ体の各部位のサイズは申し分ないので、今後、調教に慣れていく中で少しずつ増えていくのではないかと思われます。精神面での成長にも期待したいですね。
シルヴァースプーンの20(父エピファネイア)
【募集時の測尺】
体高(cm) | 管囲(cm) | 胸囲(cm) | 馬体重(kg) |
153.0 | 19.0 | 177.0 | 460 |
【12月末時点の測尺】
体高(cm) | 管囲(cm) | 胸囲(cm) | 馬体重(kg) |
154.0 | 19.0 | 179.0 | 454 |
昨年のエフフォーリアの活躍で種付け料が1,800万円にまで上がったエピファネイア産駒です。募集価格は1,760万円。父の種付け料を考えると、かなりお買い得な1頭でしょう。奇しくもノルマンで募集されたデアリングタクトと同じ金額です。
現在は北海道・森本スティーブルにて週2回坂路調教を積んでいます。コメントによると、「乗った感触はしっかりしている。ピッチ走法気味で気持ちが先走っている感じがあるが、もっと大きなフットワークでゆったり走れるようにしていきたい」ということです。
馬体重は若干減ってしまってはいますが、馬体を見る限り成長している感じは受けますし、飼い葉食いもいいということなので、調教に慣れてこればもっと増えていくことでしょう。
歩様動画を見ると少し脚さばきが固い印象を受けるので、コメントにもあったように、もっと大きなフットワークができるようになればいいなと思います。
シンラバンショウの20(父リアルスティール)
【募集時の測尺】
体高(cm) | 管囲(cm) | 胸囲(cm) | 馬体重(kg) |
156.0 | 19.0 | 170.0 | 420 |
【12月末時点の測尺】
体高(cm) | 管囲(cm) | 胸囲(cm) | 馬体重(kg) |
158.0 | 19.0 | 175.0 | 434 |
YGG所属のフウゲツムヘンさんの弟。現在は北海道・グリーンマイルトレーニングセンターにてコース調教中です。コメントによると、「乗るにつれて動きがよくなっている」ということです。
姉はドレフォン産駒、本馬はリアルスティール産駒ですが、姉同様、やや小ぶりです。ただし、募集時と比べると+14kgと一回り成長した感じをうかがえます。調教をこなすにつれて馬体もシュッとしてきましたね。
種牡馬としてのリアルスティールはこの2020年度産駒が初年度にあたるため比較はできませんが、馬格に恵まれていた父同様、もう一回りの成長を期待したいところです。
中央所属馬まとめ
以上、YGGの2021年度募集馬のうち、中央所属馬6頭について見てきました。
育成が進んだこの2か月の間で、だいぶ馬体が変わったなという印象を受けたのは、シュシュブリーズの20、ブリオレットの20、クラリティーアイズの20の3頭です。
とくにブリオレットの20はすぐにでも走れそうな体つき。この馬こそ門別でデビューさせたら面白かったのになと思います。中央で早期デビューしたとしても、使うところがありませんからね。とりあえず早々に勝ち星を挙げ、10月に行なわれるエーデルワイス賞を目指してもらいたいところです。クラブのパイセンであるラッキーミーティアは残念ながら10着に終わりましたが、その雪辱を晴らしてください。
シュシュブリーズの20もモーリス産駒らしい好馬体。育成が進むにつれて緩めだった体もだいぶ絞れてきました。通常であればこの馬に出資していたところですが、武井厩舎所属という時点で私はすでにNGなので、ご縁がありませんでした(笑)。武井厩舎はミスティックグロウ、ビジューブリランテ両馬の迷走でもうお腹いっぱいです。
一方のクラリティーアイズの20。できればオルフェ産駒に出資したいので、この馬の成長には期待しています。ただ現状は気性面に難ありなので、すぐに出資するというところまではいきません。もう少し落ち着きが出て、馬体ももう一回り成長してくれることを願います。
さて、繰り返しになりますが、私の現在の銭闘力は20,000です。ブリオレットの20を1口追加して500分の1にしてもよいのですが、出資馬がたくさん走っているところを見たい私としては、やはり新たな馬を1頭追加したいところです。
現状、中央ではクラリティーアイズの20が1番手ではありますが、迷うポイントが多いのもまた事実。であればいっそのこと地方所属馬を狙うか。
ということで、次回はYGGオーナーズクラブ2021年募集馬のうち、地方所属馬がどのくらい成長しているのかを見ていきたいと思います。