追加募集は計7頭!
本日2022年3月30日、キャロットクラブより追加募集馬が発表されました。
うっひょい。
追加募集はないかと思っていたので、まさかのサプライズに私感激。
今回追加募集されるのは、以下の7頭です。
馬名 | 父名 | 性別 | 毛色 | 生産 | 厩舎 | 募集総額 | 備考 |
ナムラバイオレットの20 | ファインニードル | メス | 鹿 | 川向高橋育成牧場 | 伊藤大 | 1,800万円 | 北海道サマーセールにて924万円(税込)で落札 |
メリートの20 | ミッキーアイル | メス | 鹿 | ノーザンファーム | 黒岩 | 2,000万円 | |
トウカイライフの20 | リアルスティール | 牡 | 鹿 | 広富牧場 | 田中博 | 3,600万円 | 北海道セプテンバーセールにて2,090万円(税込)で落札 |
ラクアミの20 | エピファネイア | 牡 | 栗 | ノーザンファーム | 石坂 | 4,000万円 | |
グランデセーヌの20 | モーリス | 牡 | 栗 | ノーザンファーム | 渡辺 | 3,200万円 | |
ウェイヴェルアベニューの20 | ロードカナロア | メス | 鹿 | ノーザンファーム | 奥村豊 | 6,000万円 | |
アデレードヒルの20 | ヘニーヒューズ | メス | 黒鹿 | ノーザンファーム | 門別もしくは南関東 | 1,000万円 |
目玉はやはりウェイヴェルアベニューの20でしょうか。GI馬グレナディアガーズ(父フランケル)の妹です。姉アストロフィライト(父ディープインパクト)も新馬勝ちを収めていますし、血統背景は申し分ありません。父がロードカナロアに変わってどう出るか、といったところでしょうか。
追加募集馬についての詳細が発表されるのは4月8日です。ということで、今回はノーザンファームがセリで落札した2頭を取り上げていきたいと思います。ファインニードル産駒なんて胸熱や。
ノーザン様が買われただけあって素晴らしい馬体
ナムラバイオレットの20
まずはナムラバイオレットの20から見ていきましょう。ナムラバイオレットは2013年生まれで、中央で2勝、地方で2勝を挙げています。本馬は7歳時の産駒で、初仔です。父はファインニードル、母父がチーフベアハートです。
母系がチーフベアハート×キンググローリアスなのでダート寄りなのかと思ったのですが、ものすごくすっきりとした馬体をしています。父ファインニードルと比較しても、スタイルの良さをうかがえます。ファインニードルの主戦場は短距離でしたが、本馬はマイルくらいまでなら走れそうな雰囲気があります。ダートよりも芝向きでしょうか。セリ価格よりも+約900万円ですが、預託料などを踏まえると妥当なところでしょう。前向きに検討したい1頭です。
トウカイライフの20
次にトウカイライフの20です。トウカイライフは2007年生まれ。中央で3勝、地方交流戦で1勝を挙げています。本馬は5番仔で、13歳時の産駒。父はリアルスティール、母父はなんとトウカイテイオーです。
顔つきや馬体の雰囲気など、結構リアルスティールに似ていますよね。トウカイライフの産駒としては3番仔のルーチェデラヴィタ(牝5、父キズナ)が2歳時にコスモス賞を勝利しているくらいで目立った活躍を挙げているわけではありませんが、この馬にはオーラを感じます。まぁノーザンファームがわざわざ高値で買ったくらいですから、それなりに走るのは間違いありません笑。
セリ価格から+約1500万円での募集はやや高い印象を受けますが、自信のあらわれとも受け取ることができるでしょうか。
ただ回収率のことを考えれば、現状はナムラバイオレットの20に行きたいと考えています。キャンセル募集では見事外れましたから、今度の追加募集ではなんとか当たりを引き当てたいところです。
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