2022年9月20日から22日にかけて北海道市場でおこなわれたセプテンバーセールにて、一口馬主クラブ関連が購買した馬まとめです。
ノルマンディーオーナーズクラブ 計7頭
ブイルージュの21(牡)
父ビッグアーサー
母ブイルージュ
母父ウォーニング
母ブイルージュは現役時代、中央芝短距離戦で3勝。産駒のブイコナン(父フサイチコンコルド)が中央2勝、ソラコマチ(父サクラバクシンオー)が中央1勝を挙げている。ソラコマチからはりんくうS(OP)を制したジェネティクス(父サウスヴィグラス)が出ている。ノルマン所属のリオンラファールも中央で1勝。
本馬は母22歳時の産駒。さすがに高齢過ぎではないだろうか。ただサイズ感はよい。
体高 | 胸囲 | 管囲 | 落札価格(税込) | 募集予想価格 |
156cm | 180cm | 20.0cm | 440万円 | 1200万円 |
レンヌルシャトーの21(牡)
父ワールドエース
母レンヌルシャトー
母父アグネスタキオン
レンヌルシャトーは現役時代8戦0勝。産駒ではラシェーラ(父ルーラーシップ)が中央で2勝を挙げているが、そこまで目立った実績はない。近親に秋華賞(GI)2着のレインダンス(父ダンスインザダーク)、東京ジャンプS(GⅢ)を制したケイティクレバーがいる。
本馬は母13歳時の産駒。やや小ぶりだが、5月27日生まれなのでやむなし。顔はかわいい。けど募集価格は高くなりそうで、そこまでうまみはなさそう。
体高 | 胸囲 | 管囲 | 落札価格(税込) | 募集予想価格 |
152cm | 175cm | 19.0cm | 1,034万円 | 2,000万円 |
ララサンタフェーズの21(牝)
父シルバーステート
母ララサンタフェーズ
母父スペシャルウィーク
ララサンタフェーズは現役時代中央で2戦0勝。これまで3頭の産駒が地方で4勝を挙げているものの、そこまで目立った産駒実績は無い。近親に中央で5勝を挙げ、道営スプリント(重賞)を制したクリーンエコロジー(父がいる。
本馬は母10歳時の産駒。血統面からいうと、中央で活躍できる活力があるかどうかは微妙といわざるを得ない。募集価格もおそらく高くなってしまうのが難点。ただ馬っぷりはよい。でなければわざわざ購入しないか。
体高 | 胸囲 | 管囲 | 落札価格(税込) | 募集予想価格 |
157cm | 182cm | 19.8cm | 968万円 | 1,800万円 |
ラファーガの21(牝)
父ワールドエース
母ラファーガ
母父バランスオブゲーム
ラファーガは現役時代中央で1勝。未勝利戦は勝てなかったものの、地方で3勝を挙げて中央に復帰。復帰2戦目で見事初勝利を収めた。近親にはスイートピーS(OP)3着のマイネクイーン(父アグネスタキオン)がいるが、あまり活力のあるファミリーとはいえない。
本馬は母10歳時の産駒にして初仔。正直触手を伸ばしにくい馬だが、ワールドエース産駒に格安で出資したい方にとっては魅力的か。なお、さく癖あり。
体高 | 胸囲 | 管囲 | 落札価格(税込) | 募集予想価格 |
153cm | 174cm | 19.0cm | 275万円 | 900万円 |
コルニヨンの21(牡)
父キタサンミカヅキ
母コルニヨン
母父ルーラーシップ
コルニヨンは現役時代未勝利。ヴィクトリアマイル(GI)5着、阪神牝馬S(GⅡ)2着のアンシェルブルーを祖母に持つ。近親にはそこまで目立った活躍馬はいない。
本馬は母6歳時の産駒で2番仔。半姉は高知所属で未出走。あまり強調材料はないが、馬っぷりはいい。だけどおそらく募集価格はこのあたりになると思うので、積極的にはいけない。
体高 | 胸囲 | 管囲 | 落札価格(税込) | 募集予想価格 |
152cm | 180cm | 20.0cm | 682万円 | 1,200万円 |
ロゴマークの21(牡)
父ヘニーヒューズ
母ロゴマーク
母父チチカステナンゴ
ロゴマークは皐月賞をはじめGIを3勝したロゴタイプ(父ローエングリン)の半妹だが、現役時代は未勝利。2番仔プレミアムクイーン(父ローエングリン)が中央で1勝。この血統はローエングリンとの相性がよいのか。
本馬は母10歳時の産駒。母系の血統はよいので、もしかするともしかする可能性もなくはない。馬格もあるので、まさにダート馬という感じ。なお、さく癖あり。
体高 | 胸囲 | 管囲 | 落札価格(税込) | 募集予想価格 |
158cm | 180cm | 20.5cm | 440万円 | 1,000万円 |
ディアバビアナの21(牡)
父ビーチパトロール
母ディアバビアナ
母父マツリダゴッホ
ディアバビアナは現役時代中央1勝に終わるも、未勝利戦で2着が6回、3着が2回、4着が3回と堅実に稼ぎ、総賞金は2,000万円を突破している。全弟に京王杯2歳S(GⅡ)・函館2歳S(GⅢ)3着のカルリーノ(父マツリダゴッホ)。カルリーノも3勝クラスながら総賞金は1億円を突破。なんと馬主孝行のファミリーであろうか。
本馬はディアバビアナ6歳時の産駒にして初仔。初仔だけに若干小柄ではあるものの、今回のセールでノルマンが購入した馬のなかでは、一番馬体が好きかも。
体高 | 胸囲 | 管囲 | 落札価格(税込) | 募集予想価格 |
152cm | 169cm | 19.3cm | 572万円 | 1,300万円 |
YGGオーナーズクラブ 計2頭(+1)
ブリリアントコールの21(牝)
父カレンブラックヒル
母ブリリアントコール
母父ディープブリランテ
ブリリアントコールはシルクホースクラブにて総額1,800万円で募集。現役時代は1戦0勝。全治6か月の骨折を負ってしまい、残念ながら引退、サラオク行きを余儀なくされた。
本馬はそんなブリリアントコールの初仔。ブリリアントコールに出資していた方にとっては待望の1頭といえるのではなかろうか。
ブリリアントコールの半兄に京王杯2歳Sを制したモンドキャンノ(父キンシャサノキセキ)や中央4勝のカリボール(父ジャスタウェイ)などがいるので、血統面では結構面白そうな1頭。初仔だけにややこぢんまりとした体格はいなめないが、5月8日の遅生まれなので、今後の成長は見込めそう。値段も魅力か。
体高 | 胸囲 | 管囲 | 落札価格(税込) | 募集予想価格 |
150cm | 171cm | 19.0cm | 200万円 | 600万円 |
ブーケドロゼブルーの21(牡)
父ゴールドシップ
母ブーケドロゼブルー
母父ロージズインメイ
ブーケドロゼブルーは現役時代中央で2勝。全兄ブルーローズシップは同じくYGGで募集され、未勝利戦2着2回。初めから芝の中長距離戦を使っていたらおそらく勝ち上がっていたであろう馬なだけに、出資者の全弟に対する期待値も高いのではないか。近親に皐月賞(GI)・ジャパンカップ(GI)2着のコスモバルク(父ザグレブ)。
本馬は母14歳時の産駒。落札価格から鑑みるに、募集価格もそこまで高くならないと予想。兄と違う厩舎に入れてくれたら。
体高 | 胸囲 | 管囲 | 落札価格(税込) | 募集予想価格 |
155cm | 172cm | 19.2cm | 484万円 | 990万円 |
フィールザラブの21(牡)
父ラニ
母フィールザラブ
母父デュランダル
YGG代表福原氏名義で購入。地方オーナーズでの募集か。近親にジャパンダートダービー3着のフィールザスマートがいる。
本馬は母12歳時の産駒。ラニつながりで園田の保利厩舎所属になるか、もしくは半兄ヨシケンモンロー(父ジャングルポケット)とYGG所属のジャングルタキオン(父ジャングルポケット)つながりで浦和の野口厩舎所属となるか。
体高 | 胸囲 | 管囲 | 落札価格(税込) | 募集予想価格 |
155cm | 176cm | 20.3cm | 275万円 | 600万円 |
ロードサラブレッドオーナーズ 計4頭
※ケイアイファーム名義で購入。募集されるかどうかは不明。
ロスカティオスの21(牝)
父モーニン
母ロスカティオス
母父ティンバーカントリー
ロスカティオスは現役時代中央未勝利、地方で7勝。母系をさかのぼっても、とくに目立った活躍馬はいない。
本馬は母11歳時の産駒。正直血統的な魅力はないが、プロが購入したのだから、相当馬の出来がよかったに違いない。実際、馬っぷりはよい。
体高 | 胸囲 | 管囲 | 落札価格(税込) | 募集予想価格 |
156cm | 183cm | 19.5cm | 528万円 | 1,500万円 |
アメリデラックスの21(牡)
父エピカリス
母アメリデラックス
母父アメリカンボス
アメリデラックスは現役時代地方で6勝。これまで産駒は3頭がデビューを果たしているが、いずれも現時点では未勝利に終わっている。母系をさかのぼってもとくに活躍馬は見当たらない。母父アメリカンボスはすごい。
本馬は母9歳時の産駒。プロが購入したのだから、きっといい馬に違いない。実際、馬っぷりはよい(デジャブ)。
体高 | 胸囲 | 管囲 | 落札価格(税込) | 募集予想価格 |
155cm | 180cm | 20.5cm | 330万円 | 1,200万円 |
レッドティムールの21(牝)
父ロゴタイプ
母レッドティムール
母父シンボリクリスエス
レッドティムールは現役時代東サラで募集され、中央で2勝。これまで2頭の産駒がデビューを果たしているものの、勝ち星は挙げられていない。近親にクロッカスS(OP)を制したアドマイヤカリブ(父サクラバクシンオー)がいる。
本馬は母12歳時の産駒。東サラでレッドティムールに出資していた方にとっては待望の募集となるかも。体高が160cmを超えているように、馬格はある。
体高 | 胸囲 | 管囲 | 落札価格(税込) | 募集予想価格 |
161cm | 179cm | 21.0cm | 572万円 | 1,400万円 |
グレイスサンセットの21(牡)
父ディーマジェスティ
母グレイスサンセット
母父ジャングルポケット
グレイスサンセットは現役時代中央で2勝。いずれもダ1000m。若干遠縁にはなるが、サウンドトゥルー(父フレンチデピュティ)やルールソヴァール(父フレンチデピュティ)の母キョウエイトルース(父フジキセキ)がいる。
本馬は母16歳時の産駒。これまで産駒は中央では未勝利なものの、本馬の1つ上の半兄ナックサンライズ(父ネロ)が大井所属で新馬戦から2連勝。ディーマジェスティ産駒は現状ダートのほうが勝率が高いので、本馬もダート路線での活躍が期待できるか。
体高 | 胸囲 | 管囲 | 落札価格(税込) | 募集予想価格 |
150cm | 170cm | 19.0cm | 638万円 | 1,400万円 |
ウインレーシングクラブ 計1頭
※コスモヴューファーム名義で購入。募集されるかは不明。
ウインセラヴィの21(牝)
父ロージズインメイ
母ウインセラヴィ
母父ハーツクライ
ウインセラヴィは現役時代ウインレーシングクラブで募集されるも、入厩前に引退。目立った産駒実績はないが、近親にかきつばた記念や兵庫ゴールドTと交流重賞を2勝したティアップワイルド(父ワイルドラッシュ)がいる。
本馬は母11歳時の産駒。当時ウインセラヴィに出資していた方にとっては、待望の募集となりそう。馬体も立派。
体高 | 胸囲 | 管囲 | 落札価格(税込) | 募集予想価格 |
159cm | 184cm | 20.5cm | 825万円 | 1,800万円 |
社台サラブレッドクラブ 計1頭
※社台ファーム名義で購入。40口クラブでは募集はしなさそうだが、はたして。血統的に地方オーナーズか。
アイラインローザーの21(牡)
父ダノンレジェンド
母アイラインローザー
母父バブルガムフェロー
アイラインローザーは現役時代中央で未勝利。2番仔のグランプリナイト(父スウェプトオーヴァーボード)が中央で4勝を挙げている。近親にチューリップ賞(GⅢ)・中山牝馬S(GⅢ)を制したエイシンルーデンス(父サンデーサイレンス)。
本馬は母16歳時の産駒。若干の高齢出産であり、血統面からもそこまで魅力は感じないが、今日ほかのクラブが購入したどの馬よりも馬体は好き。
体高 | 胸囲 | 管囲 | 落札価格(税込) | 募集予想価格 |
153cm | 173cm | 19.8cm | 572万円 | 1,200万円 |