2022年1月31日、シルクホースクラブ2020年度募集馬の馬名が発表され、私が出資しているカレドニアレディの20(父キタサンブラック)の馬名は「セントマーガレット」に決定しました。人名由来ということですが、はたしてセントマーガレットとは?
カレドニアブラックじゃなくて一安心
はいさい、零細一口馬主です。
本日、シルクホースクラブ2020年度募集馬の名前が決まりましたー!!
私が出資しているカレドニアレディの20の名前は、セントマーガレットに決定。女の子らしいかわいい名前を付けてもらえて本当によかったです。
カレドニアブラックじゃなくて本当によかった……。
さて、馬名の由来には、「人名より。母名より連想」とあります。このセントマーガレットとは、いったいどのような人物だったのでしょう。
今回はセントマーガレットについて紹介します。
スコットランドの王妃セントマーガレット
そもそもカレドニアレディの「カレドニア」とは、現在のスコットランドの古称です。古代ローマ時代、グレートブリテン島北部を指してそのように呼んでいたと伝わります。
私もスコットランドにちなんだ名前で応募していたのですが、残念無念でした。
さて、セントマーガレットとは、11世紀のスコットランド王妃のことです。
セントマーガレット王妃は、スコットランドにローマカトリック教会を導入した人物としても知られます。イエス・キリストの教えに従い、その生涯を病人や寡婦などの弱者を助けるために費やしたのだとか。すばらしい人物ですね。そんな彼女のことを、民はみな慕い、厚く尊敬していたということです。
1093年、彼女は最期の時を迎えます。
そしてその後、彼女の事績が評価され、1250年、ローマ教皇インノセント4世より聖人に列せられたのでした。
セントマーガレットは現在もスコットランドの守護聖人として慕われ、その名はイギリス王女の名前にも採用されているほどです。
調べれば調べるほど、彼女の偉大さを感じることができます。
そんな素晴らしい名前をつけてもらい、カレドニアレディの20もきっと喜んでいることでしょう。たぶん。
もちろん、私も素直に嬉しいです。命名者の方、感謝申し上げます。
それで私ふと思ったのですが、キリストって脇腹に傷がありますよね。兵士が生死を確認するためにヤリで突き刺したという、あれです。キリストが復活したとき、弟子のトマスが脇腹に手を入れてみなければ信じないといったことでも知られる、あれです。
カレドニアレディの20にもあるんですよね。お腹に手術痕が。命名者の方がそこまで考えられていたのかはわかりませんが、キリストとの共通点を感じざるを得ません。言い過ぎ?(笑)。そう考えると、セントマーガレットという名前はまさにこの馬にふさわしいものなのではないかなと思う次第でございます。言い過ぎ?(笑)。
カレドニアレディの20改め、セントマーガレット。偉大なる王妃のように、人々から慕われるような走りを見せてもらいたいものです。